【国文法攻略】中学国文法の品詞の知識① ~名詞とは~

国文法
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まさお
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こんにちは。まさおです!
前回、「品詞の全体像」を取り上げまして、日本語の10の品詞について紹介をしました。10個はすべて覚えられたでしょうか?

今回から、各品詞の説明を進めます。長丁場になるので、途中入試関連のニュース記事なども取り入れながら気長に進めていければと思います。
まずはもっとも有名な品詞、「名詞」を取り上げます。

前回の「品詞の全体像」は以下からご確認ください。

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名詞は主語になることができる唯一の品詞

最初に、名詞の特徴をきちんと覚えておく必要がありますね。皆さんも小さいころから何となく名詞という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、以下の3つの特徴があります。

名詞の特徴

1.ものの名前を表す
「もの」は目に見えるものとは限らないので注意。「権利」や「平和」なども名前
2.主語になることができる
「~が」の形で主語になれれば名詞と考えてよい。「平和が必要だ」など。
3.「体言(たいげん)」ともいう
これは言葉の知識なので、きちんと覚えておいてください。「体言=名詞」です。

まさお
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何となく名詞について知っているがゆえに、いい加減にしてしまいがちなのですが、この3つの特徴をきちんと頭に入れていくことが名詞を理解する上でのスタートラインです。
「名前を表す」「主語になれる」「別名体言」の2つをよく覚えておきましょう。

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名詞はさらに大きく4種類に分けられる

名詞は、その特徴からさらに4つの種類に分類されます。細かく言うともう少し名詞の種類には分け方があるのですが、まずは代表的な4つをきちんと分類できるようにしておきましょう。

以下のようなイメージになります。

普通名詞…広く世の中にあるものの名前

最初に覚えておくのが普通名詞です。「普通」という言葉は大変扱いが難しい言葉なのですが、「普(あまね)く通る」という言葉の通り、広く世の中に使われているものの名前のことを「普通名詞」といいます。

たとえば、
人間・自転車・道路・国語・入試・お金 など

まさお
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なんとなくわかったような気になると思いますが、あとで意外と悩むケースが出てくるはずです。それはその時に補足説明します。

固有名詞…ある1つのもののためにつけた名前

広く世の中に通っているものにつけた名前が「普通名詞」だとすれば、「固有名詞」はこの世界のとある1つのもののためだけにつけられた名前ということになります。人名や地名などです。

たとえば、
野口英世(個人の名前)・ポチ(犬の名前)・日本銀行(会社の名前) など

ポイントは、世の中の「とある1つの個体」のために名付けたということです。
もちろん日本中にポチという名前の犬はたくさんいるのですが、それはたまたま「かぶった」のであって、誰もが初対面の犬を見て「これはポチですね。」とは言えないので、その意味では普通名詞とは異なっています。
ちなみに、「これは犬ですね。」は初対面でもいえるので、「犬」は普通名詞です。

英語の固有名詞は最初を大文字にしますよね。TomとかNancyとか。英語はとても分かりやすいのですが、日本語はちょっと考えないと迷うことがあるかもしれません。

まさお
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ちなみに、飲み物の「なっちゃん」は固有名詞ですが、「オレンジジュース」は普通名詞です。「なっちゃん」だってたくさんあるじゃないかと思いますが、「オレンジジュース」の中にとある製品に対して「なっちゃん」と名付けてから、それを大量生産しているので、固有名詞と整理します。

数詞…数量を表す名詞

数量を表す名詞を「数詞」と言います。

たとえば、
1本・2足・3艘(そう)・4粒・5体・6羽・7匹
8月15日何月何日(数字がはっきりしていないが数詞) など

ポイントは数字が変化しても表すもの自体は量以外変化しないということです。
1本の「1」を「100」にしても量以外伝えたい内容は変わりません。
また、数字がわからなくて「何本」という言い方になっても数詞となります。

では、以下のものはどうなるでしょうか?
「三日月」「六本木」
「三日月」は数詞と考えそうですが、「四日月」「五日月」…と続かないので普通名詞です。
「六本木」は東京の地名だとすれば固有名詞です。

代名詞…そのものを直接言わずに指し示す名詞

「彼」や「これ」など、ものや事物本体の代わりに指し示す名詞を「代名詞」と言います。

たとえば、
これ・それ・あれ・どれ・何
私・彼・彼女・誰
こいつ・あいつ・そいつ・どいつ
 など

モノを指し示すのですが、何を指すかわからない「誰」や「何」も代名詞

よくいう「こそあど言葉」なのですが、「こそあど言葉」すべてが代名詞とは限らないので注意してください。名詞の特徴は「主語になれる」ということを常に忘れないようにしましょう。

「こんな」や「あの」はこそあど言葉ですが、主語になることができませんので代名詞ではありません。
こんながほしい」「あのがいない」とは言わないですよね。「こんなものが欲しい」「あのがいない」などというはずです。「もの」「人」は名詞です。

まさお
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一口に名詞と言っても実は奥が深いです。これまで何度も言ってきた通り、文法は分類の基準を整理する勉強です。ここに出た4つの種類も数ある名詞を特長ごとに仕分けるとこの4つが代表的だねとなって分かれてきたということなので、それぞれの特徴の本質を理解していれば、正しく分けられるようになると思います。
定期テストレベルはこの知識があれば楽勝です。難関高校の入試問題もほとんど解けるようになると思います。

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名詞で覚えておきたいおまけ知識

もう、おなかいっぱいだと思いますが、最後の2つだけおまけで知っておいてほしい名詞の知識を書いておきます。上記4つとは違う視点で、2つの名詞の種類を付け加えておきます。

転成名詞…他の単語が変化して名詞になったもの

上の4つとは異なる名詞の種類で「転成名詞」というのがあります。名前の通りで名詞以外の言葉が変化して名詞になったものです。

たとえば、
おもしろさ・美しさ・楽しみ
考え・走り
 など

これは動詞や形容詞の説明のときに付け加えますが、
「おもしろい」という言葉が変化して「おもしろさ」や「おもしろみ」という名詞になることがあります。詳しくいってしまうと、(今後説明する)形容詞の「~い」を「~さ」や「~み」にすると名詞にすることができます(すべてではありませんが…)。

また、「走る」という動詞も「走り」という名詞に変化させることができます。「あの投手の球の走りはすごい。」などの言い方で使う「走り」です。
「考える」も「考え」で止めてしまうと名詞になります。「いい考えがある。」などという使い方です。

形式名詞…本来の意味が弱まり意味を添えるだけの名詞


「形式名詞」はちょっとわかりづらいのですが、名前の通り形だけの名詞ということで、その言葉本来の伝えたい意味自体が弱く、前にある言葉をうけてフレーズ全体で名詞にするときに使われます。ちょっとわかりづらいので、例を出しますね。

たとえば、
つらいとき・できること・考えたところ など

どれも、「とき」「こと」「ところ」自体の意味(「時間」「物事」「場所」)の意味ではなくて、前にある「つらい」や「できる」「考えた」を受けてフレーズ全体で意味を作っているところがポイントです。一般的に形式名詞はひらがなで書かれるので、その知識も含めて、こういう言い方があるのだということを覚えておきましょう。

まさお
まさお

他にも細かいことを言えば、いくらでも知識を増やせるのですが、ここまでカバーしていればかなり名詞の考え方は整理できていると思います。
ポイントは「名詞は主語になれる」です。この基本事項を絶対に外さないようにしてください
次回は、連体詞を取り上げる予定です。頑張りましょう!!

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