こんにちは。まさおです!
9/9、文部科学省は通信不具合等で面接ができなかったオンライン入試の受験生に対して、別日に改めて面接を行うなどの配慮を求める通知を各大学に出しました。
複数の大学が入試要項で、オンライン面接の通信切断時に面接を打ち切るといった記述をしていることに対し、配慮を求めたものです。
今回は「オンライン入試の準備のしかた」を取り上げます。
実はやる側もドキドキしているオンライン面接
9/15から総合型選抜の出願が始まり、いよいよ入試がスタートします。
新型コロナウイルスの感染者は以前ほどではなくなってきていますが、入試の時期にどうなっているかはなかなか予断を許しません。
事前に確保していた入試日程が感染爆発などで別日に移動などとなると、学校側も準備にかなりの労力を割かねばならず、オンライン入試による対応ができるならそれも検討したいということだと思います。
実際にいくつかの大学がオンライン入試を行いますが、その募集要項について以下のような記事が出ていました。
いくつかの大学が募集要項で、「機器やネットワーク回線の不良により、面接員が試験続行不可能と判断した場合は、その時点で面接を打ち切る場合があります」というような表記があり、受験生への配慮を欠くとして、文部科学省が各大学にきちんと配慮して対応するように通知を出したそうです。
この記述について、各大学は電話対応などで通信復旧の努力はすると釈明していますが、本音としては面接終了にせざるを得ないケースもあるだろうと思っていると思われます。
これは、機材を使って入試をする以上、その危機の故障確率がゼロにはできない以上やむを得ない部分もあると思います。また、大学側が機器の不具合に詳しければよいのですが、実施する大学側もきちんとできるか不安な状況があり、ある意味責任回避のために面接打ち切りの可能性に言及せざるを得なかったということもできます。
要は、実施する側も初めてのことでドキドキしているということです。
一方で、受験生はそんな大学側の対応を批判している場合ではなく、オンライン入試を受験するとなった以上は、それに合わせた入念な準備をしなければなりません。
入試会場に電車で出かける場合に、事故などによる遅延に備えて少し早めに出かけたり、複数のルートを確認しておくということは一般的なことだと思います。オンライン入試でも同様のリスク対策をしておくべきだと思います。
オンライン面接における事前準備とは
では、オンライン型の面接において、事前準備はどうすれば良いのでしょうか?
学校会場へ出かける場合は、電車の時刻やルートを確認し、万が一人身事故で電車が止まった場合のルートを確認したり、集合時間より少し早めに試験会場につくように余裕をもって出かけたりしますよね。
これと同じ感覚でオンライン入試の準備をすればよいということになります。
会場下見にあたるオンライン接続テスト
オンライン面接で使うソフトウェアが事前に分かっていたり、入試本番以外でも使用できたりするツールであれば、必ず事前の接続テストを行いましょう。
仮にZoomを使った面接試験であれば、自分でZoomのアカウントを取得して、スマホとPCなどを使って実際に事前の接続テストをやってみることをお薦めします。
NTTの光回線は時間帯によってかなり通信速度が落ちることもあるようですし、試験の時間帯がわかっているなら曜日と時間帯をそろえて接続テストをやっておくだけで精神的にかなり余裕が出てくると思います。
面接で使うツールを自分が持っていなかったとしても、何らかのWeb会議ツールでオンライン面接を想定した接続テストをやっておくことは非常に重要な準備事項に当たると思います。
万が一に備えて機材は複数用意しておく
普段Web会議ツールをパソコン上で使用している受験生は、パソコンを使って当日の面接を行う人が多いと思います。ところが、パソコンは機会であるため、入試当日に限って調子が悪かったり、運悪くWindowsアップデートが当たってしまって起動に時間がかかってしまったりといったことが十分考えられます。
入試当日に向けてはPC以外でも実施可能でしたら、タブレット端末やスマホでの面接参加の可能性も考慮して準備をしておくことが重要です。
その際に、パソコンが自宅の有線LANからの接続だとしたら、タブレットやスマホはキャリアを使った接続ができるようにしておくとよいでしょう。万が一自宅のインターネット回線に問題が起きた時に他の方法でインターネットに接続できるようにしておくことで、だいぶトラブルに対する安心感が違ってくると思います。
トラブル発生時の電話連絡先も事前に確認しておく
面接中に何らかの不具合が起きたときの連絡先を確認しておきましょう。オンライン面接中に機材や回線に不具合があった場合にどこに電話すれば良いかを知っているだけでも精神的にはかなり余裕が出て来ます。
大切なことは、トラブルが発生しても落ち着いてとるべき対処をきちんととることができるかということです。事前に起こりうるトラブルを想定して、対策をしておけば、かなり余裕が出て来ますので、オンライン入試の準備は入念に行いましょう。
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