コロナ下の受験生がこの時期に意識しておくべき2つのこと

入試全般
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まさお
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間もなく10月です。10月~12月の3カ月は受験生にとって文字通り取り返しのつかない貴重な時間です。この3か月の乗り切り方で合否はほぼ決まるといってよいでしょう。
今回は、「コロナ下の現在、絶対に意識しないといけないこと」を2つに絞ってお伝えします。

コロナ下の受験生が今意識すべきこと

遅れた授業を取り戻すため、授業のペースが速いが授業理解をゴールにしないこと
⇒理解した内容を問題形式で解けるところまで必ず確認をする
志望校の試験範囲がいつごろ終わるかを学校の世世と確認しておくこと
過去問着手の時期を遅くとも12月中にしておきたい。明らかに間に合わない場合は塾を使う

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コロナによる学習の遅れはチャンスにもなり得る

皆さんは現在学校の授業のペースをどう感じているでしょうか?
緊急事態宣言に伴う休校と休校明けの高速授業。夏休みも短縮され、文字通り詰め込まるかのように学習が進んでいるように思います。授業を受ける側もついて行くのが精いっぱいという状況ではないでしょうか。

多くの学校が入試までに試験範囲の遅れは取り戻せるという回答をしている一方、学習進度を取り戻すことが目的化してしまい、生徒の理解度についてはあまり配慮がされていないという声も聞こえてきます。

端的に言うと学校の授業は進度こそなんとかしていますが、生徒の授業理解はかなり差が開いているということなのです。

この状況は全体傾向としてはよくないのですが、もしこの状況で他の生徒以上にきちんと理解がされているならば、その生徒は受験を有利に進めることができるはずです。

コロナ下の現状において受験生が他の受験生に差をつけるために意識をしておくことを2つに絞って考えていきます

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授業の理解は通過点。ゴールは問題が解けるということ。

来年の共通テストは第2日程が組まれていますが、多くの受験生は第1日程を選択する可能性が高いことが文科省の調査で分かっています。
高校入試も多くの学校が入試のスケジュールの後ろ倒しまでは行っていません。

つまり、来年の入試スケジュールはほぼ例年通りで進行すると考えておくべきです。

その中にあっての高速授業。受験生が意識すべきポイントは以下の通りです。

・合否は入試問題の得点で決まる
・入試問題は制限時間内で正しい解答がどれだけ出せたかで得点化される
制限時間内で問題が解けることを確認しなければ入試対策にならない

上記の3つめ、赤字のところが超大事です。
授業が模試単元内容の理解までで終わっているならば、受験生はその内容を使って問題を解いてみて、ノーヒントで解答までたどり着けるかをチェックをしなければなりません

「授業理解⇒問題を解いて確認」ここをセットで学校でやってくれていればよいのですが、問題演習もそこそこに次の単元に進んでしまっているとしたら要注意です。
塾でも学校の授業後でもよいですが、教科書などに載っている問題をすべて解いておくことが大事です。

解答が分からない場合は、教科書ガイドなどを入手して、問題を解く量を増やしておきましょう。
最終的には解いた問題の量が合格可能性に直結します

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試験範囲の学習がいつごろ終わるか知っておくこと

学校の授業がすでに試験範囲まで終わっていればよいのですが、まだ試験範囲が終わっていない受験生の方が多数派だと思います。

学校の先生も計画を持って授業を進めていると思いますが、はたして入試に必要な学習単元の学習はいつ終わるのか知っていますか?
もし知らなければ、学校の先生の所に質問に行きましょう。多くの先生はその時点で具体的に持っている指導イメージからいつごろ終わりそうだと回答をしてくれるはずですが、中には「そんなことこっちが聞きたいくらいだ」というような解答をされる先生もいらっしゃるかもしれません。

学校の先生の立場ではこの状況下で授業を終わらせること自体が難易度の高いことなので、やむを得ないケースがあるかもしれませんが、そのままその先生に合わせてしまうと志望校に合格できるかわかりません。先生に罪はないですが、合格のためにはその先生だけに頼るのは危険かもしれません。

入試対策で重要なのはとにかく「過去問」です。過去問対策をいい還元にして合格できるのは自分の実力に比して格下の学校であって、自分の実力と相応以上の学校であれば過去問対策をきちんと行い、その学校の出題内容に自分を合わせて当日の入試を迎えなければ、過去問対策をやっている生徒には絶対に勝てません

過去問対策には最低でも2か月程度は必要です。2月の下旬に入試があるなら、年明けには過去問を解いてみて、出題形式や時間配分、教科バランス等をすべて知ったうえで合格最低点を超える計画を立てる必要があります。

そのスケジュールを立てるためにも試験範囲がいつ終わるかを知っておく必要があります。
また、それが明らかに入試直前まで終わらないなら、今すぐ塾や予備校に言って、学校より先に試験範囲を終わらせる必要があります。

入試対策の3割くらいはスケジュール管理です。スケジュールを正しくコントロールできないとどれだけ学力的に優位でも最後合格を勝ち取れないケースが多々あります。
過去問にいつ頃着手できるのか、自分で必ず把握するようにしましょう。

まとめ

今回は、コロナ下の受験生が今の時期に意識しておくべきことを2つ取り上げました。

1.遅れた授業の理解で満足せず、必ず問題を自分一人の力で解けるところまでを確認する
⇒入試は制限時間内に正解できた問題の数で決まることを常に念頭に置いておく
2.試験範囲の学習がいつ終わるが学校の先生と確認しておく
⇒過去問対策は最低でも2か月程度は必要。入試の2カ月前までに試験範囲の授業が終わるか?
⇒終わらない場合は塾や予備校を活用して、過去問対策の時間を捻出できるように準備

まさお
まさお

入試はコロナ下だろうとなかろうと、得点の高い順に合格者を決めていきます。受験生の立場としては、1点でも高い得点を取るためには、いつまでにどこまでできるようになっているべきか、イメージを持っておくようにしましょ

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