いよいよ出願開始 ~共通テストの日程選択の行方は?~

大学入学共通テスト
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
9/28より、大学入学共通テストの出願が始まります。
初回でありながら、新型コロナの影響により、「第1日程」「第2日程」に分かれての実施となります。
今回は、「共通テストの日程選択の行方」と題して、結局日程選択はどうあるべきかを考えてみます。

共通テストの日程選択

学習進度上、著しく問題がなければ第1日程を選択するべき
共通テストは通過点にすぎず、2次試験の準備に時間を割く方が合理的
⇒試験範囲がどうしても終わらない場合は第2日程の選択もあり
大半の受験生は第1日程を選択するはず。他者に翻弄されないように注意
⇒自分の力を出すことに注力すべきで、他者との比較をしない

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共通テスト日程と2次試験の関係の整理

最初に全体スケジュールの確認をしておきましょう。
以下に共通テストの出願から2次試験の追加合格発表までの主要スケジュールを記載しました。

項目日程内容
共通テスト出願2020年9月28日~10月7日
共通テスト第1日程2021年1月16日・17日
共通テスト第2日程
(現役生のみ選択可能)
2021年1月30日・31日
共通テスト特例追試験2021年2月13日・14日
2次試験出願期間
(第2日程までの受験者)
2021年1月25日~2月5日
2次試験出願期間
(特例追試験の受験者)
2021年2月15日~2月18日
2次前期日程試験2021年2月25日から
2次前期日程合格発表2021年3月6日~3月10日
2次後期日程試験2021年3月12日以降
2次後期日程合格発表2021年3月20日~3月23日
2次追試験2021年3月22日から
2次追試験合格発表2021年3月26日から
辞退による追加合格発表2021年3月28日から

入試は各日程の試験結果が次の日程の試験に心理的な影響を与えることを考慮する必要があります。
第1日程から2次試験までは約40日
第2日程から2次試験までは約25日
です。

まさお
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受験生全員に同じ時間が1度だけ流れます。その時間をどう使うかが合否を決定してしまうので、どこに時間を割くべきか、どこの時間を節約すべきかを冷静に判断しなければなりません。個々に抱えている課題は異なりますから、一律にこうすべきという模範解答もありません。

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基本は第1日程を選択した方が有利

全校でも記載しましたが、共通テストと2次試験の間が第1日程は40日、第二日程は25日です。
この間すべて学習に充てられるかというと、
・自己採点から予備校などが行う共通テスト結果リサーチへの点数報告
・ボーダー予測に基づく出願校の確定
・2次試験の出願手続き

などが走るわけなので、すべて勉強に充てられるわけではありません。

私立大学も共通テスト以外に個別試験をやるところもありますので、共通テストを試験の主役に据えるというよりも早く通過すべき「通過点」の位置づけの方がのちの対応がしやすいと思います。

2次試験の準備に時間を割くなら、「第1日程が有利」というのは確実だと思います。

まさお
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もう一つのリスク管理として、万が一試験場で新型コロナウイルスに感染してしまった場合を想定してみましょう。

第1日程は2次試験までの40日の間で入院⇒加療⇒回復⇒退院を終えられる可能性が比較的高いのですが、第2日程の25日ですと、最悪2次試験までに退院できない可能性があります。
退院直後の2次試験で実力が発揮できるのかという疑問があるかもしれませんが、そもそも正規日程で2次試験の受験ができなければ、追試験に回ることになり3月下旬までの長丁場となってしまいます。
入試日程は前倒しが有利というのがセオリーです。

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あえて第2日程を選ぶべき場合

では、第2日程は完全無視でよいのでしょうか?

文部科学省の役人は、5月段階で各高校からの要望などを聞いて、到底試験範囲は終わらないという高校側の主張に合わせる形で第2日程を設定しました。
一方で高校側は夏休み短縮や土曜授業のような詰込みでなんとか遅れを取り戻しつつあるため、「到底終わらない」と言っておきながら、生徒に「第1日程で受験しなさい」という指導をしています。

とはいえ、個々の状況によってはやはり第2日程を選択すべきケースがあると思います。
具体的には以下のケースです。

学校の授業進度がおそく共通テストの試験範囲がなかなか終わらない場合

上記の場合は冷静に第1日程と第2日程の選択を考えた方がよいでしょう。

共通テストは過去問が存在しないため、試験対策は取りづらいのですが、それでも試行調査問題(特に第2回)をきちんと見ておくことは有効です。
その時間を確保する意味でも、試験日の2~3週間前には試験範囲の学習が終わっていることが重要です。

現在の学校の学習進度で、単純に年内ギリギリまで試験範囲の学習が終わらない場合は、
1.学校の先生にもっと早く終わらせるようにお願いする
2.塾や予備校で遅い部分の先取りをしてしまう
のどちらかの対応をした方がよいでしょう。

ここの判断で第2日程を選ぶと前述の通り2次試験の準備にしわ寄せが行きますので、学校の進度で選ぶというよりも、塾や予備校で早く範囲の履修を終わらせる方が得策だと思います。
とはいえ、個々の状況で判断選ざるを得ないと思いますので、冷静に第2日程がよいと思う場合は第2日程を選択した方がよいでしょう。

まさお
まさお

入試で何かの判断をするときは、自分にこの選択で後悔しないかを3回くらい問いかけましょう。3回問いかけて3回ともこれでよいという回答が出ていれば、結果はどうなっても、その選択が正しいということになります。
重要なことはどっちを選んでも本人が公後悔しないだけの根拠を持って決断をしているということなのです。

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