入試本番に向かう心構えはどうあるべきか?~緊張感との付き合い方~

入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。

総合型選抜の入試もそろそろ書類選考も終わり面接に向けた準備が始まっている頃だと思います。
今回は、「入試に向かう受験生の心持ち(メンタル)」について取り上げます。
最初に断っておきますが、自分は心理学が専門ではありません。過去の受験生の対応という経験則から、このような心持がうまくいくだろうというスタンスで記載していますので、ご了承ください。

入試本番に向かう際の心がまえ

緊張するのは当たり前。緊張しない方がおかしい。
⇒入試にきちんと向き合っていれば緊張感を感じるもの。緊張してきたら計算通り
結果を考えるのではなく、自分の力を発揮することに集中する
⇒合否はあくまで結果なので、試験当日に実力を出し切ることに注意を向ける方がよい
不安に押しつぶされそうになったら、自信をつけるための行動をとる
⇒学習量に自信がなければ学習量を増やすなど、不安を打ち消すための自信をつける努力をする

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入試が近づいて緊張するのは当然。緊張しない方がおかしい。

最初に前提として知っておくべきは、「緊張する」ことは悪いことではないということです。
入試に限らずどんな大舞台でもそうですが、正しく準備をしてそのイベントに向き合えば、誰でも緊張するものです。

基本的な考え方として「緊張しないようにする」のではなく、「緊張感とどう付き合うか」を考えていくことが重要なのです。

入試が近づいて緊張感が増してきたら、それは正常な反応であると理解しましょう。適度な緊張感は感覚を鋭敏にし、普段よりもパフォーマンスを上げることすらあります。緊張感を味方につけて利用するくらいの心構えが大事なのです。

まさお
まさお

かつてプロ野球で有名な長嶋茂雄さんがこんなことを言っていました。

「プレッシャーは誰にもありますよ。だけどそのプレッシャーが楽しいと感じた時、その人間はホンモノですよ」 

入試に限らず、一発勝負の大舞台で結果を残せる人にはこのような考え方が大事なのだと思います。

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結果をいくら考えても不安になるだけ。実力を発揮することに注力。

では、プレッシャーを楽しむにはどうすれば良いのでしょうか。
最初に不安との付き合い方について考えてみましょう。

よく言われることに、「自分でコントロールできないことに気をつかっても意味がない」という趣旨の言葉があります。明日の天気がどうなるかを心配するのではなく、仮に雨が降ると想定したら自分にはどんな準備ができるかを考えた方がよいということなのだと思います。

入試においては、「合否結果がどうなるかを心配すること自体にはあまり意味がない」ということになります。受験生ができることは「合格する確率を上げるための準備」だけであって、結果を心配するなら、「1問でも多く問題を解いて実力を上げる」「過去問を使って入試当日実力を発揮できるよう準備をする」といった、未来を変えるための行動に気をつかうべきでしょう。

入試が近づくとどうしても結果が気になってきますが、結果ではなく、その結果を作るための原因をより多く作るための行動を意識すべきです。

まさお
まさお

過去に教えてきた多くの受験生は皆一様に緊張感を感じて入試直前期を過ごしていました。不安を感じるなら、その不安を感じなくなるまで過去問を何度でも解き直すように指導してきましたが、素直にそれを受け容れて努力出来た生徒の多くは合格を勝ち取ってきました。

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不安を打ち消せるのは自信。自信をつける努力をしよう。

合否という結果に気を使うのではなく、合格可能性を高めるための行動として何をすべきかに気を使う方がよいという話をしましたが、最終的に合格するには努力の量がものを言います。

最後に、不安と自信の関係を考えておきたいと思います。

そもそも「不安」というのは、見通せない未来の出来事に対する準備が不足して、「予期せぬ結果になったときに自分が対応しきれない」という意識があるから生まれてくる感情です。どんな結果が出ても受け容れる準備ができていることには不安は感じないということです。

一方で、冒頭にも言いましたが、入試にきちんと向き合えば緊張も感じますし不安にもなるものです。なぜならば、不合格になってしまった学校には入学できず、未来は強制的に変えられてしまうからです。
志望校というのはその学校に入学してそこで生活する自分の未来を想像しながら決めるものですから、その想像が絶たれる志望校不合格はやはり避けたいと思うはずです。

つまり、正しく不安を感じて、その不安に正しく対処する必要があるということになります。

不安に打ち勝つのは自信だけ

そのような不安に打つ勝つために必要な感覚は「自信」です。
「自分はこれだけの努力をしてきた」、「これで結果が出ないのであれば初めから縁のなかった学校だとあきらめがつく」といった感覚で本番を迎えられれば、自分の実力をいかんなく発揮できることでしょう。

ただ、その「自信」を得るためにはそれなりの努力が必要です。
過去に万全の自信を持っていたある受験生は、入試の過去問を20年分すべて解き、全ての解法をマスターしていました。過去20年分の入試問題はどこから何を出されてもすべて政界を出せるというレベルにまで磨き上げていたのです。
すでに担当している塾の先生よりも速く正確に解けるようになっていましたから、入試本番ではそこまでに積み上げてきたものを答案に書いてくるだけという状態で送り出しました。
果たしてその生徒は無事に合格しました。

「自分はこの学校のためにこれだけのことをやった」と胸を張って言えることがあるかどうかが重要です。不安を感じなくなるまで、徹底した努力を重ねる覚悟があれば、不安は自信に変化し当日の緊張感を楽しめる体制が整います

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