感染拡大で入試延期はあるか? ~コロナと入試の行方~

大学入試
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まさお
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こんにちは。まさおです。
日経新聞が154大学にとったアンケートでは、42校がコロナの拡大に伴い、入試の延期などを考えているという回答だったそうです。
今回は「コロナの感染拡大と大学入試の延期」を取り上げます。

コロナの感染拡大と入試の延期

◆154校中42校が入試の変更を検討
⇒現時点で未決定の大学もあるが、感染拡大による入試変更は十分あり得る
◆変更内容は日程変更や選抜方法の変更が大半。主には以下の3つ。
⇒共通テストの成績で判定する
⇒提出書類を追加し、書類で判定する
⇒試験日程を変更する
※受験生は選択の幅を最大限拡げられる受験計画が重要

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日経新聞が154大学にコロナ感染拡大時の対応を調査

日経新聞の11月29日の朝刊に以下の記事が掲載されました。

有力42大学「入試を変更」 コロナ拡大なら - 日本経済新聞
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の有力大学が来年入試で選抜方式や日程を変更する検討を進めている。日本経済新聞が10~11月に実施した学長アンケートでは、有力大154校の3割弱の42校が感染拡大時に入試の日程延期などを視野に入れる。感染拡大の「第3波」が年明けも収束しなければ、さらに多くの大学が対応を迫られそうだ...

日経新聞がコロナの感染拡大に伴い、各大学がどのような対応を検討しているかを調査しました。
主な対応内容は以下の通りです。

1.共通テストを個別試験の代わりとして合否判定をする
2.追加書類を提出させて、書類で合否判定を行う
3.入試日程を変更して実施する

まさお
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何度か記事にも書いていますが、入試日程を変更するのはかなりのリスクを伴います。他大学の入試日程を把握しているわけではないので、受験生の試験日程重複などで、物理的に受験できない受験生が出てしまうからです。

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受験生の対応はどうあるべきか?

現在のコロナの感染状況は全く予断を許さないと思います。
政府の対応は後手に回っていますし、経済優先で新規感染者の終息までは数週間かかると思われるくらいの遅い対応だと思います。

このままいくと、1日の感染者は3、000名くらいまでは確実に行くのではないかと思います。
各大学の判断次第ですが、医療機関がひっ迫をする中で入試を強行した場合、一度に何万人もの人を動かすことになり、大学側も社会的責任が問われかねないと考える可能性が高いです。
1校が受験延期を発表すると、他の大学が一気に追随する可能性もあり、現時点では入試の変更について予断的に物事をとらえるのは難しいと思います。

そんな中、受験生はどのように入試と向き合えばよいでしょうか?

共通テストは1点でも多くとるように心がける

2021年度入試の主役は初めての「大学入学共通テスト」です。
共通テストの日程も第1日程・第2日程とありますが、体調などを見つつどちらで受験するかを冷静に判断しましょう。

共通テストの得点は万が一の時に私大の入試でも使える得点となる可能性がありますので、受験する場合は、1点でも多く得点できるように準備をしましょう。
現在出願している学校以外の入試で使われる可能性を意識することが重要です。

入試日程の変更の心の準備をしておく

入試日程が変更になるか、予定通り試験が行われるかは、日々のニュースを見ていればなんとなく見えると思います。日々の新規感染者数や重傷者数、死者数というのを毎日見ていると、感染が拡大の方向に向かっているのか、収束の方向に向かっているのかが見えてくると思います。

感染拡大基調が続く場合は、入試日程の変更可能性がありますので、正規日程向けに準備をしつつも、延期時の対応も可能なように心の準備をしておきましょう。
日程変更でパニックになったり、これまでの準備が無駄になるといった思いにならないことが重要です。受験生は常に同じ条件で本番を受けることになりますから、焦った方が負けです。

追加書類提出依頼などの情報キャッチの体制を作る

上智大学など、一部の大学では追加提出書類などによる選抜を行う可能性を示唆しています。対象となる大学は少ないかもしれませんが、必要な追加書類があった場合にすぐに提出できるように準備をしておきましょう。

また、各大学の入試の実施や延期などの情報もHPなどで公表されます。情報キャッチの体制を作っておかないと、重要な情報を見落として不利になってしまう可能性もありますので注意が必要です。

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入試がどうあれ、学力が高ければ合格する

このような入試変更についてあれこれと情報が出てくると、自分は本当に入試を乗り越えられるのだろうかと不安になるかもしれません

ただ、その感覚はすべての受験生に共通してある感覚です。自分だけがそのような状況に置かれているわけではないということを理解して、状況の変化にいかに対応できる体制を組んでおくかに注意を向けるとよいでしょう。

また、合格する生徒はどのような入試形態になってもきちんと合格点をとってきます。体制がどうあれ、与えられた目の前の試験でベストを尽くすことをきちんと考えていきましょう!

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