入試本番に向かう受験生の心構え ~本来の力を発揮できるように~

入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
12月も半ばに差し掛かりました。今年も残り2週間余り年が明けたら入試本番体勢になりますから、まともな受験準備もあと2週間余りでめどを立てる必要があります。いよいよ精神的なプレッシャーとの戦いがスタートします。

今回は「受験生が入試本番に向かう心構え」について取り上げます。

入試に向かう心構えのポイント

◆練習通りが最善であるという前提
⇒入試本番はやり直しの利かない一発勝負。不測の事態で思わぬ失点をしないことが大事。
⇒本番だけうまくいくことはありえない。練習通りの力が出せれば完璧というスタンスで臨む。
◆不測の事態に対する備えは重要
⇒主要なトラブルを想定した準備は必ずしておく
力を出し切って結果が出なければ、それは縁がなかったものととらえるべき。

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「普段の力」が出せない本番入試

来年始めて受験をする人は、入試本番のイメージがわかないかもしれません。
入試本番は、きちんと準備をした志望順位の高い学校であればあるほど緊張感との戦いを避けて通れません
一方で、たった1回の入試が緊張下で台無しになってしまえば、合格できるだけの学力があったとしても不合格になりかねません。
学力水準がある程度達しているなら、確実に合格するための道筋を選ぶ必要があります。

そのためのポイントが「普段通り」「練習通り」というスタンスです。

本番入試では何とも言えない緊張感を感じるはずですが、その緊張感に押しつぶされず、練習通りの入試をやってくることができれば、多くの学校では合格通知を手にすることが可能です。
どうすれば普段の力を発揮出来るかを考えてみましょう。

まさお
まさお

キーワードは「普段通り」「練習通り」です。練習通りに入試が運べば他の受験生の一定数が練習通りにできずに脱落しますので、かなり有利です。

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準備の周到さが「普段の力」を引き出す

多くの受験生が「普段通り」の力を出せないのは主に以下の要因が絡んでいます。

1.緊張感から問題文や設問の条件を読み落としてミスをする
2.入試が始まる前に不測の事態(忘れ物・電車の遅れ・会場までの道に迷う等)で緊張感が増しミスをする
3.出題傾向が変わった場合にパニックになり、時間の使いかなどを間違える
4.過去問演習等で注意が必要なポイントを入試本番で緊張感から忘れてしまう

他にもいくつもあるのでしょうが、多くの受験生が多かれ少なかれ引っかかるのはだいたい上記のパターンです。
上記のパターンでミスをすることが分かっているなら、それに備えた準備を事前にしておけばよいと思います。「普段の力」を発揮するには、入試本番が普段と同じになるように周到な準備をしておくことが大事なのです。

事務手続き上の事前準備

事務手続き上の事前準備は本人だけでなく、保護者の方にも手伝ってもらいながら準備をするのがよいと思います。
具体的には…
①当日の持ち物のチェック
②募集要項に記載されている注意事項のチェック
③入試当日の道順や交通機関が乱れた時の対応案の準備
④入試当日に留意すべき項目がないか(面接内容のチェックなど)をチェック

あたりがポイントになると思います。

特に持ち物の準備の重要性はなんとなくわかっているものの、直前に急に心配になってくるケースがあります。あらかじめ入試本番に持っていくべきものを、各学校共通の持ち物とその学校独自の持ち野茂に分けてクリアフォルダなどに入れておくのがよいと思います。

まさお
まさお

特に今年は、コロナの影響で試験中のマスク着用が義務付けられるケースがありそうです。長時間のマスク着用は耳が痛くなったり、息苦しくなったりといったケースが考えられるので、マスク選びは長丁場の入試では重要な要素になってくると思います。

過去問を中心とした試験内容の事前準備

事務手続き上の準備の目途が経ったら、入試本番の試験内容に対する事前準備を行います。
「試験内容に対する事前準備などあるのか?」と思われる方もいるかと思いますが、きちんと考えるといくつか出て来ます
周到に対応ケースを整理できている受験生と過去問の通り入試が出てくるとしか思っていない受験生のケースではかなり大きな差が生まれます。

例えば、

・出題範囲が過去問と異なる場合、新傾向入試問題が出る可能性がある
⇒過去問と全く違う形式の入試になった場合は、設問に目を通し最短時間で解答できるよう配慮する。
⇒同じ状況に直面しているのは他の受検生も同じと考え、冷静に最高点が取れそうな手法を考える。

・過去問と全く出題景気が異なるケースがある
⇒前年までマークシートだったものが、本年記述式に変わる…など。
⇒傾向の大幅変更は、入試問題全体を俯瞰してみて解く順序と時間配分に冷静に対処する

・問題配列がこれまでと大きく異なる可能性がある
⇒得意な単元、取れる単元から手を付けるのが必須。

などといったケースです。

いずれも一度想定だけしておけば試験場で十分に対処可能です。重要な内容変更に直面した場合の冷静な対処ができていれば、対処できずに敗退してしまう受験生をしり目に得点力を維持することが可能です。

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力を出し切って合格できなければ、縁がなかったと割り切る

上記のような周到な準備ができていれば、ある程度他の受検生よりも優位性をもって入試当日を乗り切ることができるでしょう。

ポイントは、「普段通り」「練習通り」のちからが入試本番で出せたかどうかです。
最終的には、入試本番で普段通りの力が出せたにも関わらず、『不合格』となるケースがあります。この場合、本当に本人が普段通りの力が出せたということであれば、この学校とは『縁がなかった』とあきらめるしかありません
あきらめがつかない多くのケースは「普段通りの力が出せなかった」場合です。
これは事前の準備のどこかに欠陥があったら対処できなかったと考えるべきで、浪人して再チャレンジする価値があれば浪人、他校で妥協してよいレベルの内容であれば、他校に進学といった結論になると思います。

まさお
まさお

何度も言いますがポイントは「普段通り」できたかです。
それができれば、合否に関わらず結果を真摯に受け止めて次の未来に向けて一歩を踏み出すことが可能になるでしょう。
自分の力を当日発揮するには何をすべきかという視点で、上記のような準備をしておくことをお薦めします

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