入試当日の緊張に打ち勝つためのポイント ~コロナも含め~

入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。

入試直前期、勉強の追い込みが進んでいることと思いますが、勉強以外で意識しておきたいことがいくつかあります。
今回は「受験直前、緊張に勝つための学習以外の留意点」を取り上げます。

受験期のメンタル調整のツボ

◆入試当日緊張しない受験生はいない
⇒緊張感に押しつぶされて実力が発揮できない受験生は意外と多い
想定外の事態が起こったときにいかに冷静に対処できるかが重要
◆入試当日に持つべきマインドセット
練習通りであればベスト
結果を出そうとするのではなく、目の前の問題にベストな状態で向かうことを心がける

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入試当日に実力を出し切れるか、緊張感との付き合い方が大事

緊張感・不安

一般入試の多くは、試験当日の一発勝負で合否が決します。合格するために重要なことは、一発勝負の試験で自分の実力通りの答案を提出してくることです。
ところが、試験から帰ってきた受験生に聞いてみると、取れるはずの問題を何問も落として帰ってくる生徒が意外にも多いのです。
多くは、当日の緊張感から冷静さを欠いてしまうことが原因のようです。
特に、一見簡単そうに見える難問に予想外に時間をとられて、得点すべき問題を時間不足で落としてしまったり、一見難しそうに見えるが実はサービス問題に冷静に対処できなかったりといったことが多いのです(そういったことをなくすための過去問演習ですが…)。

前提として、「練習通りの得点が本番で取れれば大成功である」と思っておくことが重要です。

その意味でも、当日余計な心配事でメンタルが乱れないような準備をきちんとしておきたいです。

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試験場までの経路、時間割、休み時間等の情報整理が重要

入試当日、受験生は思いのほか緊張をしています。実際にあったいくつかの事例を挙げてみます。

乗る電車を間違えて試験場に遅刻した

最近はJR・私鉄・地下鉄の相互乗り入れが増え、同じ駅の同じホームから出る電車が気が付くと違う路線に乗り入れるということが増えてきました
ある受験生は、私鉄(東武東上線)に乗るつもりが、地下鉄直通電車(東京メトロ有楽町線)に乗ってしまい、途中から地下に入ってしまいました。何分待っても降りるはずの駅が現れず、途中で駅員に聞いてやっと気づくという悲劇。何とか試験場にたどり着きましたが、予定時刻よりも大幅に遅れて冷静ではいられないまま入試がスタートしました。

他にも、各駅停車に乗らないといけないのに、ダイヤが乱れていて事前に調べていた乗車時刻に来た電車が、たまたま一本前の快速電車だったケース。駅のアナウンスをきちんと聞いていればよかったのに、なんとなく乗ってしまい、試験会場最寄り駅を通過して、かなり先の駅から引き返すというケースもありました。

入試当日の時間割は確認せず、教科の順番が想定外で頭が混乱した

入試当日の時間割は確実に把握していますか?
教科の順序と休み時間の長さ、募集要項にはきちんと書いてあるはずですから事前に確認をしておきましょう
過去の高校受験生でこんな生徒がいました。

その生徒は国語と英語が得意で数学を苦手としていました。3教科入試の私立高校を第1志望としていて、数学の出来がとても重要でした。
塾の試験や外部の模擬試験はなぜか国語⇒数学⇒英語という順序が多いのですが、その学校は1時間目が数学になっていました。数学⇒国語⇒英語という順序でした。

試験場で初めて教科の順序に気づいたその生徒は、1時間目が苦手な数学ということで、必要以上に緊張してしまい、時間配分に失敗
しかもその失敗を気に病んで、以降の国語と英語にも悪影響を及ぼし、試験後の自己採点もボロボロでした…。

試験当日の科目の順序は3教科合計得点で合格ラインを突破する際のメンタルの起伏に影響します。最初が苦手科目であっても、当日の問題のめぐりあわせや受験生の増減によりチャンスは十分考えられます。むしろ、3教科すべての試験で実力を出し切るためには数学の試験終了後に、頭を切り替えて次の試験に備えるべきでした。

他にも、模擬試験では試験と試験の間の休み時間が10~20分であるのに対して、本番入試では試験と試験の間の休み時間が50分と想定以上に長く、対処に困った受験生がいました。
一般的に休み時間は、次の科目に向けて頭の切り替えを行うべく問題集などでウォーミングアップを行う時間です。その生徒は時間を持て余して、すでに終わった前の科目の解答ミスの振り返りを初めて、自分で自分の不安をあおるようなことをしてしまっていました。

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試験中のメンタルコントロールが合否に影響を与える

上記の例はほんの一例ですが、自分のメンタルは想定外に試験中に揺れるものです。一度しか流れない試験時間を無駄なことに使わないように、目の前の問題に集中し、とるべき問題をとる、捨てるべき問題を捨てるといった冷静な判断が求められます。

また、今回はコロナ対策で休み時間の換気や試験中のマスク着用など例年と違った環境となります。

・練習通りが最高であるというマインド
・想定外の事態は他の受験生も同様であるというマインド
・事前の情報収集による周到な準備
・得意不得意を前提とした試験科目順の捉え方
・休み間の使い方
・コロナ対策による喚起への備え(防寒具)
・マスク着用による長時間の試験への備え(慣れ)と予備マスクの準備

上記のような対応を意識するとよいでしょう。

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