こんにちは。まさおです。
コロナ禍でオンライン授業がずいぶん一般化してきました。大学のオンライン授業では学生がカメラをオンにしないと嘆く先生もいるとか。
オンライン授業ではカメラをオンにしないとまずいものでしょうか?
今回のテーマは「オンライン授業で学生はカメラをオンにすべきか」です。
オンライン授業が一般化してカメラの扱いが分かれてきた
1年ほど前に急造でスタートしたオンライン授業ですが、この1年間で先生側も生徒側もノウハウが溜まってきて対応に変化が生まれてきているようです。
その中で大きいのが、カメラをオンにするかどうかという話です。
以下の記事は興味深いです。
上記の通り、カメラをオンにするように言って応じた学生は1~2%。中には外でマラソンをしながら授業を聞いていた学生もいたそうです。
教室では先生の前でじっと座って授業を聞くのが当たり前でしたが、オンラインになって受講の仕方にも差が出て来ました。学校の先生がこの変化について行けるかがポイントになると思います。
オンライン授業で常時カメラオンは監視されてる感が出る
ここ1年でオンライン授業に使われるシステムの大半はバーチャル背景の機能を搭載しました。したがって自宅で受講していても部屋の中がのぞかれるということは少ないのですが、それでもカメラオフの学生が多いのはなぜでしょうか。
それは、監視されている感じが嫌だということのようです。
Zoomなどでカメラをオンにすると教室で言うところの最前列に座ったような状態になります。実際の教室の授業でも多くの生徒が最前列に座りたがらないのと同じ心理がオンライン授業でも働くということです。
通信回線が遅い場合は、カメラをオンにすると通信が不安定になることも多く安定した授業環境にしておきたいという理由(あるいは口実)でカメラをオフにしている受講者も一定数いると思います。
カメラをオンにさせる時間を決める
そんな状況下で授業担当者はどうすれば良いのでしょうか?
カメラをオンにする時間を明確に決めることが重要です。
たとえば、授業の冒頭に重要な心間替えに関する話をする時間は教材も投影しない代わりに全生徒にカメラをオンにさせて話を聞かせるというような使い方です。
そもそもカメラをオンにさせて生徒の顔を見たいのは先生の側です。先生は生徒がきちんと自分の話をまじめな顔をしてい聞いているかを見たいのです。
本来はどんな顔で授業を聞いていようが、その話にきちんと耳を傾けていればよいのですが、日本人はどうしても体裁を気にするところがあり、授業中にまじめな顔をして聞いていないのはけしからんということになりがちです。
今の時代は授業を聞きに来ていること自体が前向きで素晴らしいと評価される時代で、授業を聞いているかどうかは授業中の表情ではなく、試験結果で判断するという方向にかじを切った方が良いのかもしれません。
いずれにせよ、授業中にずっとカメラをオンにしている時代はそろそろ終わりを迎えていると考えた方がよいでしょう。
自らの教え子を信頼して、カメラのオンオフに関わらず、ベストな授業をオンラインで提供し続ける心構えが授業者には求められるのだと思います。
カメラオンを強要するのは授業者側の自信のなさの現れなのかもしれませんね。
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