こんにちは。まさおです。
デルタ株の感染拡大で学校や塾でのクラスター発生が警戒されていますが、岐阜の大学で5度目のクラスターが発生したとの報道がありました。
今回のテーマは「岐阜の大学で5度のクラスター発生」を取り上げます。
岐阜の大学クラスターの報道内容
岐阜の大学で発生したクラスターについて岐阜新聞が以下のような報道をしています。
大垣市の大学で運動部クラスターが複数回という表記なので、岐阜協立大学のことを指している可能性が高いです。岐阜協立大ではこちらのページで感染者の発表をしています。
ちなみに同大学は2020年12月に大規模なクラスターを発生させています。バレーボール部の学生寮で感染拡大が発生していたようです。
今回はバレー部とは関係がなさそうですが、首都圏と異なり感染拡大の規模がこれまでさほど大きくなかったことから日常生活の感染対策のレベル感に差があるのかもしれません。
東京都内を歩いて、マスクをしていない人に出会うことはほぼないのですが、人の密集度が低い地方はマスクをしていない人も一定数いると思います。
従来はそれで問題なかったものがデルタ株で一気に広がりを見せていると考えることも可能です。
危機感が学生にきちんと伝わっているか
大学生くらいになると、もはや周囲の大人も学生を大人扱いしますから、細かい感染対策をとやかく言わないのかもしれません。
一方で、高校や大学の部活動は強化指定などを受けると活動そのものを辞めることが難しく、他の部活動に比べて感染リスクが高まる傾向があるとも思います。
岐阜協立大学のバレーボール部も強化指定となっていて、学生寮も新たに2020年3月に完成したばかりということで、大人の関与が重要だと思われます。
同じ大学が何度もクラスターを発生させるというのは、学生自体の意識が低いのは言うまでもないとして、その状況を大人が許容していしまっていることが背景にあると思います。
関係している大人の方は「そんなことはない。十分な対策をとっている。」とおっしゃると思いますが、結果的に感染事案が部活で続くということは部活動自体をコントロールできていないということだと思います。
大学生と言えども社会経験のない、遊び盛りの子たちなので、大人の本気の関与を見せないと事態は改善しないように思います。
感染対策は仕組みと意識の両輪が必要
感染対策を徹底する際に重要なのは、入り口での検温や消毒、座席と座席の距離を取るといった物理的な仕組みによる対策と、その仕組みを理解して協力的に運用する人の意識がともにそろって初めて機能します。
感染拡大が防げないのは、物理的な仕組みに不備があるか、その仕組みを運用する人の側の意識が低いか、その両方かというケースだと思います。
新型コロナに感染することで、家族などの大切な人に感染させてしまう可能性が高まること、大切な人の中には基礎疾患を持っていたり、高齢で重症化しやすいリスクを抱えている人がいることなどを丁寧に説明をして、感染可能性をできるだけ低くできる行動を徹底するように改めて伝えていく必要があります。
デルタ株の感染力は半端ないので、今後に同様な事案が少しずつ増えてくると思います。今回のケースを他人事ととらえずに、他山の石として身を引き締めていくことが重要だと思います。
コメント