【首都圏中学入試開始】コロナ拡大で出願者数は減少も

首都圏中学入試スタート!コロナ禍で出願数は今後減少か 入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
1/10から埼玉県の私立中学入試がスタートします。
昨年12月の後半から急拡大し始めたオミクロン株は出願者数にどう影響するのでしょうか?
最近の入試は根と出願が一般化しているため、試験前日まで出願ができますので、最新状況で出願控えの可能性もありそうです。
今回のテーマは「コロナ禍で出願控えは進むか?」というテーマです。

コロナ禍で出願数はどうなる?

◆オミクロン株拡大前は増加の可能性が高かった
1年前に比べて遠方受験を敬遠する意識は低下していた
年末からのコロナ拡大でやはり遠方は控えようという意識が大きくなっている様子
◆ネット出願で合否状況を見ながら出願調整が可能になっている
1月の練習受験校と2月の本命は出願確定
午後入試や実力相応校は合否結果を見ながら最低限の出願に留まる可能性が高い
倍率が変わっても入学できる学校は1校のみ。慌てず対処することが大事。

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1月入試で締切済みの学校は軒並み増加傾向

1月10日からスタートする埼玉の私立中学入試について、すでに締切を迎えた学校の応募者数を見ると前年より微増傾向が顕著です。

学校名回次試験日2022
出願者数
2021
出願者数
増減
栄東A日程男子1/102,9921,917+1,075
栄東A日程女子1/101,7181,066+652
栄東A日程男子1/111,5002,096-596
栄東A日程女子1/11819965-146
浦和明の星第1回1/142,0361,977+59
淑徳与野第1回1/131,7411,640+101

栄東はコロナの影響に配慮しA日程を1月10日と11日に分けて実施しますが、男子は2日間あわせて+479名、女子は+506名と、男女ともに500名前後の志願者増となっています。

淑徳与野や浦和明の星なども60~100名程度の増加となっており、いずれの受験者増の入試となります。

今年は首都圏中学入試の模試の受検者も前年に比べて微増傾向でしたら、実受験者は3%~5%程度増えると考えるのが妥当なようです。

栄東のA日2日間の総出願者数は男子で111.9%、女子で124.9%という状況で、受験者増以上に受検生を集めているようです。
浦和明の星は103.0%、淑徳与野は106.1%ですので、1月の主要校は受験者増の影響とほぼ同程度の増加状況となっています。

まさお
まさお

上記出願傾向は、新型コロナが落ち着いて来ていた12月上旬のトレンドを反映していると考えるべきです。昨年末から徐々に増え始め、今年に入って急増したコロナの感染状況を考えると、出願はしたものの受験回避をする遠方の受験生が少し増えるかもしれません

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Web出願のため、直前受験回避もあり得る

多くの中学校ではWeb出願制度を取り入れています。
Web出願は試験前日まで出願ができることが多いため、今後の出願者数は感染者の増加状況を踏まえて影響を受けると考えるの妥当だと思います。

1月中の練習受験校は2月の本番に向けて不可欠な入試のため、大幅な減少はないと思いますが、2月以降は当初の受験予定校数から、不要な学校を削って最低限必要な学校数に絞ってくる可能性もあると思います。

当初5校程度の受験を予定していた受検生が、1校減らして4校で終わらせるといったことは感染状況に拡大によって容易に起こり得るものと考えるべきでしょう。

今後、各校の確定志願者状況が発表されていくと思いますが、当初想定よりも出願者が減ってくる学校が一定数出てくると思います。
志願倍率自体は下がっていきますが、その数字にあまり振り回されないようにした方がよいでしょう。

まさお
まさお

コロナの感染拡大で受験校数をどうするべきかという議論は、塾の先生のポリシーによっても変わってくると思います。当然、受験校が多いほど合格するチャンスは増えるわけですから、チャレンジできるならした方がよいと思います。
一方で、試験場に行くことによる感染リスクは間違いなく高まりますから、数少ない受験機会を確実にものにするという考え方も大事です。私個人は後者の方をお薦めしますが、どちらが正解というものでもありません。冷静な判断が必要なところだと思います。

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受験生に与えられたチャンスは平等

出願者数が増減して、倍率が前年と変わってくると受験生本人以上に周囲がざわつくわけですが、元来志願倍率の高騰と合格にしやすさにはあまり影響はありません

なぜなら、受験生が入学できる学校は1校のみということはこれまでと同じだからです。

受験生が増えて倍率が上がっても首都圏全体でその学校に入学する生徒の数はほとんど変化がありません。どの学校の倍率が上がろうが下がろうが、最終的に受験生は入学先を1校だけ決めます。
欠員が生じた学校は繰り上げ合格を出して人数調整をしますので、一人が何校合格しようが最終的には収まるところにすべて収まるようにできています。

したがって、コロナの影響で出願校数に変更が出て倍率が多少上下したところで、入試そのものの難易度は大きな影響を受けないのです。

まさお
まさお

受験校数を多く確保するのは、受験生本人の選択肢を多くするためです。難易度にはほとんど影響は出ませんから、コロナ禍による感染リスクを意識しながら同受験校を食い合わせていくべきかを保護者と本人と塾の先生の3者できちんと考え抜くことが大事です。

後悔のないように頑張って受験に臨みましょう!!

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