【予想精度は?】予備校の共通テスト難易度評価と平均点比較

予備校の難易度予測と共通テスト平均点(中間集計) 大学入学共通テスト
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。

1/19、大学入試センターは大学入学共通テストの平均点一覧(中間集計)を発表しました。試験当日に各予備校が発表した問題難易度評価(難化や易化予測)と実際の平均点の上下を比較してみました。

今回のテーマは「大学入学共通テストの予備校評価と平均点比較」です。

問題難易度評価と平均点

◆共通テストの平均点(中間集計)
⇒全体的に平均点は下落基調。
⇒最も下落したのは「数学Ⅰ」で前年39.11点から22.86点へ
◆予備校の難易度評価の精度は?
⇒最も近かったのは駿台・ベネッセ
⇒代ゼミは予測と逆が3科目あり、精度はあまり高くない

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共通テストの平均点前年比較

1/19、大学入試センターは令和4年度大学入学共通テストの平均点(中間集計)を発表しました。

試験当日から今年の問題は難しいという声が出ていましたが、前年の結果および各予備校の難易度予測との答え合わせをしてみました。

前年の平均点と今年の平均点を比較し、以下の得点レンジで難化~易化までの5段階で評価しています。

  • 易化…前年平均点より10%以上平均点が上昇
  • やや易化…前年平均点より3%以上10%未満で平均点が上昇
  • 昨年並み…前年平均点の97%~103%のレンジの平均点
  • やや難化…前年平均てにょり3%以上10%未満で平均点が下落
  • 難化…前年平均点より10%以上平均点が下落

予備校難易度評価と平均点の比較

各予備校が共通テスト当日中に問題だけを見て出した難易度評価と実際の平均点の変動を比較しました。マーカーの色分けは以下のような基準です。

青マーカー:予測通り
青下線:ほぼ予測通り
赤マーカー:予測と逆

教科科目2021年
平均点
2022年
平均点
難易度
変化
河合塾
予測
駿台・
ベネッセ
予測
代ゼミ
予測
東進
予測
地理歴史世界史A46.1447.59やや易化昨年並みやや易化やや難化
地理歴史世界史B63.4968.01やや易化昨年並み昨年並み昨年並み昨年並み
地理歴史日本史A49.5741.43難化昨年並みやや難化昨年並み
地理歴史日本史B64.2654.92難化やや難化昨年並み難化昨年並み
地理歴史地理A59.9853.65難化やや難化やや難化昨年並み
地理歴史地理B60.0661.15昨年並みやや難化やや易化昨年並み昨年並み
公民現代社会58.463.13やや易化昨年並みやや易化昨年並み昨年並み
公民倫理71.9663.7難化やや難化やや難化やや難化昨年並み
公民政治・経済57.0358.98やや易化やや難化やや易化やや難化昨年並み
公民倫理、政治経済69.2669.89昨年並みやや難化やや難化昨年並み昨年並み
国語国語117.51108.79やや難化昨年並みやや難化やや難化やや難化
外国語英語(リーディング)58.863.29やや易化昨年並み昨年並み昨年並み昨年並み
外国語英語(リスニング)56.1660.56やや易化昨年並みやや易化やや易化昨年並み
理科①物理基礎37.5531.46難化やや難化昨年並み昨年並み昨年並み
理科①化学基礎24.6529.08易化昨年並み昨年並みやや難化やや難化
理科①生物基礎29.1725.15難化難化難化やや難化やや難化
理科①地学基礎33.5236.59やや易化昨年並みやや易化昨年並み易化
数学①数学Ⅰ39.1122.86難化難化やや難化昨年並み
数学①数学Ⅰ・数学A57.6840.25難化難化難化やや難化やや難化
数学②数学Ⅱ39.5135.15難化やや難化昨年並み昨年並み
数学②数学Ⅱ・数学B59.9345.89難化やや難化やや難化やや難化やや難化
理科②物理62.3661.97昨年並み昨年並み昨年並み昨年並みやや難化
理科②化学57.5949.45難化昨年並み昨年並み昨年並み昨年並み
理科②生物72.6450.08難化難化難化難化やや難化
理科②地学46.6554.75易化やや易化やや難化昨年並み

もっとも精度が高いのは駿台・ベネッセ

上記マーカーの色を予備校ごとにポイント化して比較すると以下のようになります。
予備校によって難易度予測をしていない科目があるので最後に平均ポイントも産出しました。

項目河合塾駿台・
ベネッセ
代々木
ゼミナール
東進
予測通り(+10点)4(40)10(100)7(70)3(30)
ほぼ予測通り(+5点)6(30)5(25)4(20)6(30)
予測と逆(-10点)1(-10)0(0)3(-30)2(-20)
合計ポイント60ポイント125ポイント50ポイント40ポイント
平均ポイント2.4ポイント5.2ポイント2.5ポイント1.6ポイント

上記の通り、駿台・ベネッセが高い精度で難易度予測と平均点変動が連動しています。
予測通りが10科目というのも素晴らしいですが、予測と逆が0というのが本当にすごいです!

代々木ゼミナールは予測通りの科目も多いのですが、地学のようにやや難化と予測しながら平均点が9点もアップしている状況を見ると、地学チームの分析力は少し弱いのかもしれません。

上記の評価は、私の「難化」や「やや難化」等の基準が個人的な線引きであるため、各予備校の目線とずれている可能性もあります。あくまで参考程度に見てください。
ただし、予測と逆は弁解の余地がないので、ここが多い科目はその予備校の武関力や指導力に疑問を感じてよいと思います。

まさお
まさお

いかがでしたか?
今回は中間集計の得点での比較だったので最終結果で少し変わる可能性がありますが、大勢に影響はないのではないかと思います。
駿台・ベネッセは精度は高いのですが、どの科目を駿台・ベネッセのどのようなチーム編成で分析しているかが見えないので、指導との連動はあまり期待できないかもしれません。

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