こんにちは。まさおです。
中学・高校の制服がここ数年で大きく様変わりしています。ジェンダーフリーの流れを受けて女子のスカートをスラックスと選択制にしたり、中には男子にもスカートを選択させたりという学校が出てきています。そこまでして制服を維持する必要はもうないのでは?
今回は「そろそろ辞め時では?学校の制服を維持する理由とは?」について取り上げます。
進む制服の多様化
ここ1~2年で中学・高校の制服が多様化しています。
女子がスラックスを選択できる学校はかなり前から存在していましたが、ここ1~2年で一気に増加してきたようです。
また、男子がスカートを選択できる学校も出てきているようです。このあたりは、ジェンダー教育とセットで行わないとスカートをはく男子がただいじられて終わるだけという展開もありそうなので、よくよく考えて展開しないといけないですよね。
岡山のカンコー学生服のアンケートでは、現在10代の女子の半分近くがすでにスラックスを選べるようになっているようです。
女子制服のパンツスタイル(スラックス)の選択性の有無
もう制服制度はやめてよい時期
このような報道を見ながら考えるのは、なぜ学校は制服制度を維持し続けるのか?ということです。
歴史的な経緯をたどれば、家庭の経済格差などへの配慮からみんなが同じ服装にするようにしてきたようですが、今でもそうなのでしょうか?
制服が必要な理由は?
前出のカンコー学生服の調査では、制服は以下のような理由で学校の教員に評価されているようです。
上記の通り、確かに制服が必要と思われる理由の上位に経済的であるとか日々の服装に悩まなくてよいなどというのが上がっています。
一方で、上記の理由にはないものの、私立学校などは学校の収益源の一つとして重要な位置づけになっていることもあるのではないかと思います。
制服は歴史的な経緯もあってここまで存続していますが、制服を辞められない別の事情(先生が生徒を管理しやすいとか、収益源になっているとか)があってすぐにやめられないというのが実情ではないかと思います。
制服のない高校も多数存在
一方で、過去の歴史的な経緯から制服がなくなった高校もたくさん存在します。
少し古い記事ですが、以下のリンクはアエラの「制服なし・校則なしの高校と東大合格率の意外な関係」という記事です。
経緯は学校それぞれですが、学校側の管理を弱めるために制服制度をなくした学校も多く存在しています。
つまり、制服制度を維持する理由は、教員側が生徒を管理するための道具として定着しているからというのが本質的な理由ととらえることもできますね。
国際的に見ても制服制度というのはかなり異端だと思います。
冒頭のジェンダーフリーの制服の流れを見る限り、そろそろ制服制度から卒業する時期にに来たのではないかと改めて思いますね。
東日本の小学校では多くの学校が私服になっており、中学になってから突然制服というのも経済的な理由という観点では少し理由が通らない気がします。
今は安くて丈夫な服をたくさん売っていますし、土日は私服で過ごす学生も多いのですから制服を強制する必要はないと思います。
制服と私服の自由選択制がよい
このように考えてくると、制服と私服については学生側に選択肢を自由に与える形が最もよいと思われます。
制服も学校指定のものではなく、制服販売のお店を紹介しそのお店の制服から自由に好みのものを選択する形とし、私服がよい場合は私服でも構わないとするのがよいと思います。
ポイントは、どんな服装で学校に通うかを本人が考えて決めるということで、その結果が制服であればそれも一つの選択肢でよいのです。
一方的に大人が押し付ける服装ではないことが、教育的な観点でも大事だと思います。
文部科学省が言うところの「思考力・判断力・表現力」は日々の服装にこそ現れるように思います。TPOをわきまえて、日々どのような服装でいることがよいのかを考えながら日々の学校生活を送れるようにした方が教育的効果も高いと思います。
学校の先生の管理は大変になるかもしれませんが…。
コメント