こんにちは。まさおです。
前回まで5回にわたって、成績向上に必要な視点を上げてきました。
この記事では5つの視点をまとめて、成績向上のポイントを整理したいと思います。
成績向上に必要な5つの考え方
成績を上げるには学習量を増やせばよいという考え方がある一方で、同じ学習量でより効果を上げるには、成績向上のメカニズムを知ることが重要です。
そもそも成績とは何か、どうすれば短時間で成績向上を実現できるのかを知っておくことは数十時間の勉強をすることと同等以上の価値があると思います。
以下の5つの考え方の理解しておきましょう。
詳細を知りたい場合は、詳細を解説した記事のリンクを確認することをお薦めします。
成績とはテストの得点のことである
当たり前のことですが、勉強を何時間もしたというのが成績に直結するかというと学習時間は成績とは本質的に歯無関係です。
なぜなら、学校の定期テストや模擬試験、入学試験もすべてが試験の得点を使って受検者を得点順に並べて成績をつけているからです。
何時間も勉強しても点数アップや順位アップにつながらなければ、成績向上という観点では直接的な価値はありません(成績向上以外の価値はあると思います!)。
「今やっている勉強はテストの点を向上させる内容か」を常に自分に問いかけるようにしましょう。
試験中の時間配分を意識すること
点数にこだわるというマインドができてきたら、テストとはそもそもどういうものかを考えるようにしましょう。
多くのテストには「制限時間」があります。
80分という制限時間を与えられた受験生は、その80分をどう使って80分後にどんな答案を作るか、自由に時間配分をコントロールできます。
たとえば、試験の最初に苦手分野の問題に手を付けるべきか、得意分野の問題から手を付けるべきかといえば、通常は得意分野から手を付けるべきです。
全体の試験時間の前半に取れるべき問題で解答を書いておければ後半の精神的な余裕も変わってきます。そのように試験時間において、最初から順に解いたりせず、作戦を練ってどこから解くかを蚊が得ることが重要です。
自分の字の書き方を見直してみること
現時点では多くのテストは「紙」で行われています。
したがって、受験生は鉛筆と消しゴムで答案を作成しています。
鉛筆と消しゴムで答案を作る際に重要なことは、「見やすい字で速く書く」という考え方です。
途中式にしても解答にしても、時間をかけて字を書いているとそれだけ時間をロスします。短時間で文字を書けた方が当然有利です。
また、早く書けるが字が汚いという受験生も一定数います。字が汚いだけならよいのですが、汚い字が原因で計算ミスをしてしまうとなるとそのまま放置はできません。
方眼ノートなどを使って字の大きさをそろえて、縦・横・斜めの線をまっすぐ書くことを意識する習慣をつけましょう。
それだけでも大きな差が生まれてくるはずです。
行動プロセス・思考プロセスを記録すること
プロセスの記録は様々な面で成績向上に役立ちます。
自分がこの1週間どのような行動をしてきたか、勉強においてはどの科目をどれくらいの時間学習したかといった学習の記録をとると、学習量や質が上がり始めます。
また、解答に至るプロセスもノートや答案にきちんと書いておくことで見直しができるだけでなく、部分点をゲットすることも可能です。
頭の中で考えて終わりではなく、どう考えたのか、キーワードやキーフレーズを紙に書いておく習慣をつけるようにしましょう。
知識量を増やすことが全てのベースであること
昨今の入試は知識偏重ではなく、思考力・判断力・表現力が重視されています。
世の中の様々な記事を見ても「知識の詰め込みは悪いこと」という考え方が一般的になってきています。
しかし、知識量が少ない人と多い人が試験で勝負をしたら、圧倒的に知識の多い方が有利です。
これは、試験を解くスピードや理解の深さに明確な差が出るからです。
たとえば、知識のない人向けにある考え方の説明を試験問題のリード文で説明してくれている場合、その知識がある受験生にとってはそのリード文は自分の知識の確認となるのですが、初見の受験生はその内容をその場で理解しなければなりません。
この段階ですでに埋めがたい差がついてるのです。
入試に出るすべての分野の知識を持っていることは不可能ですが、日常生活の様々な場面で教科に限らず知識を増やすことは大変重要なことです。
安易な詰め込みの暗記ではなく、本質を理解した知識増を行うことが大事です。
この5つの考え方は、直接勉強したことにはならないのですが、少しずつ差がつく重要な考え方です。よく理解して日々の学習を継続してください。
意外と早く成果が出てくるはずです!!
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