シリーズ成績向上に必要な考え方① ~得点にこだわること~

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まさお
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こんにちは。まさおです。
夏休みが始まって数日が経ちました。学習は無事に進んでいるでしょうか?
今回から5回のシリーズで成績向上・合格に必要な心構えについて説明したいと思います。成績向上や合格はただ何となく勉強していればできるものではなく、明確なロジックがあります。
そのロジックを理解すれば、最小の時間で最大の効果が期待できるようになります。
今回のテーマは「シリーズ成績向上の考え方① ~得点にこだわる~」です。

得点にこだわる姿勢は成績を押し上げる

◆すべての成績は得点で測られている
入試も定期テストも面接試験も最後は点数化されている事実を意識する
⇒何が高得点につながるかを意識しで準備するだけで意識していない人との差がどんどんつく
◆1点へのこだわりが強いと土壇場で逆転できる
⇒ミスによる失点が何点分あるか、テストのたびに記録する習慣をつける
⇒点数を高めるための行動を意識した分、実際に点数が高くなる

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成績とはテストの点数による順位のこと

「成績を上げる」と漠然と考えてもなかなか具体的な結果にはつながりません。少し深掘りをして「成績を上げる」とはどういうことかを考えてみましょう。

入学試験や学校の定期テストなどで言われる「成績」というのは突き詰めると「得点に基づく順位」のことを指します。
定員100人の学校に150人の応募があった場合は100人しか入学させられないわけですから、入学心の結果を得点順に並べて100人(事態を考えて+アルファをしますが…)のところで、合格と不合格の分岐点ができてきます。
ポイントは、何点以上が合格と点数で決まるわけではなく、順位で決まっているということです。

したがって、他社よりもより多く点数を取れば、100点満点中30点でも合格はできるのです。
ただし、他の受験生が何点取るかはすぐに把握できないので、まずは前年の合格最低点を把握してその得点をクリアすることを目指すわけです。

まさお
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大事なことは、他の受験生よりも1点度も多くとろうという気持ちを強く持つことです。他の受験生が失点しているところで失点しなければ合格すると言い換えてもよいでしょう。
この前提を強く意識できた人は成績が上がり始めます。

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テストの得点を上げるために意識すべき3つのこと

では、テストの得点を上げるために意識すべきこととは何でしょうか?
大きく3つ挙げたいと思います。

配点情報をいつも気にすること

問題集には配点情報というのがありませんが、模擬試験や過去問には配点情報というのがあります。たとえば、教科別の配点で見ると以下のようなことがあります。

科目名配点
国語100点
数学150点
英語100点
合計250点

例えば、上記のような配点の学校は明らかに数学が得意な人が有利です。同じ得点率6割でも、数学の場合は90点になりますが、国語や英語では60点にしかなりません。この30点の差は大きいです。そうなると勢い数学に力を入れざるを得なくなりますよね。

何も考えず、自分は英語が得意だからと英語を頑張ってもかなり不利だということを知っておきましょう。

同様に同じ教科の中での配点情報も重要です。たとえば、数学の場合、

大問番号単元名配点
計算問題10
小問集合20
代数分野20
図形分野20
証明問題30
合計100

上記のような配点であれば、計算問題をいくら頑張っても10点しか取れないとわかります。証明問題が30点あるとしたら、ここで何点取れるかが重要な要素になります。
このように、配点は自分が取れる得点の上限を表しますので、その配点が多いところが優先順位の高いところだと考える習慣をつけましょう。

ミスによる失点を常に把握しておくこと

配点を知ったら、次に自分の得点傾向を把握することが大事です。もちろん単元ごとの得意不得意も重要なのですが、最初に拾っておくべきは「ミスによる失点」です。

計算ミスや英語のスペルミスなどでどの程度失点しているか、テストが返ってくるたびにカウントする習慣をつけましょう

たとえば、1教科の試験でミスによる失点が仮に5点~8点くらい続いているとすると、このミスをなくすだけで3教科合計で10点以上は得点を上げることができます。
ミスをなくすのは難しいと思う人も多いのですが、それは自分のミスの傾向把握をしていないからで、傾向を把握して対策を取れば必ずミスは減ります

その意味でも自分のミスを記録する習慣づけがとても大事です。

記述式問題はわかることだけでも書いて部分点を取りに行く

失点を把握したら、次に加点対策を考えます。
重要なのは「記述式問題への対処」です。

たとえば、ある短答形式の問題で、解答の漢字が正確に思い浮かばない場合、ひらがなでも解答を書くべきか?という議論がたまに出て来ます。
答えはひらがなで書くべきです。

多くの入試では国語の漢字の書き取りはともかく、漢字かひらがなかで得点差を設けていないです。公立高校入試は特に顕著です。市立中学は減点や誤答扱いされているかもしれません。
どのケースでも重要なことは、何も書かなければ0点ですが、何か書いていれば1点でも2点でも得点が来る可能性があるということです。

自由記述問題はもっと顕著です。

たとえば、数学では仮に解答の数字が違っていても式があっていれば部分点を出す学校も多くありますし、式すら間違っていても考え方があっていれば部分点が出る学校もあります。

重要なことは、この問題について自分がどう考え方かを採点者に伝える姿勢です。空欄では何も伝わりませんが、たとえば、「〇〇をxと置く」と書くだけでも、その視点があっていれば得点になることがあるのです。

記述式問題においては「無答」が最大の悪であるという認識を持って、問題に食らいつく姿勢を持っていることが重要なのです。

まさお
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このような積み重ねによって、全体として30点程度の差がついてきます。日々の心がけで得点を意識するかしないかは大きな差を生みますので、成績向上を本当に果たしたいのであれば、まずは得点を意識しましょう

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