こんにちは。まさおです。
9/27より令和4年度大学入学共通テストの出願受付が始まりました。出願は郵送のみとなっていますので、数値反映まで少し時間差が出ると思われますが、大学入試センターが初日17字段階の出願数を公表しています。
今回のテーマは「令和4年度大学入学共通テスト初日出願数」です。
現役生は少なかった前年初日よりもさらに2割減
2021年度の高3生は約114.1万人で前年の116.7万人に比べて2.6万人の減少となっています。前年比で97.8%となっています。
一方で、共通テストの出願状況は以下の通りです。
区分 | 本年出願者数 | 前年出願者数 | 割合 |
---|---|---|---|
現役生 | 6,868 | 8,750 | 78.5% |
既卒生 | 1,354 | 1,075 | 125.6% |
合計 | 8,222 | 9,825 | 83.7% |
現役生の出願数は前年よりも12%ほど少ない6,868名となっています。
既卒生は前年よりも25%ほど多い1,354名です。
ちなみに令和元年のセンター試験最終年度の初日出願数は以下の通りでした。
現役生:17,552名
既卒生:1,917名
現役生は一昨年と比べれば39 %程度の出願数にとどまっています。
現役生の出願が前年よりも少ない理由は?
現役生の出願数が、大幅に減った前年よりもさらに少なくなった理由は何なのでしょうか?
今年に限って言えば、理由は1点のみと考えられます。
それは「学校のスタートの遅れや分散登校の実施」です。
昨年度の出願者減少は、第1日程・第2日程という日程選択の問題や総合型選抜の出願日程の後ろ倒しにより、様子見出願でスタートが遅れたことが背景と考えられています。
一方で、今年は日程選択もなく総合型選抜の出願も例年通り進んでおり、前年とは背景が異なっています。
コロナ禍により9月1日からの新学期スタートができず、遅い学校は9月13日の新学期スタートや今でも分散登校などの学校があります。
高校側の出願書類の取りまとめや郵送手続きがその分遅れ、初日出願数が減っていると考えるのが妥当だと思います。
逆に言うと現役の出願希望者が減る理由はないので、最終出願数は前年を少し超えた数値でまとまってくると思います。
2年目で浪人生は出願しやすい状況
一方、浪人生は前年に比べて25%ほど出願が増えています。
昨年度の浪人生は、現役時にセンター試験、浪人時には共通テストという境目の入試世代に当たり単純に浪人自体が不利になると言われていた年でした。
具体的な数値データは取れないのですが、昨年は浪人生の数自体が少なかったと言われています。
それに対して今年は、前年1回目の共通テストを受検した浪人生なので、出願はしやすく、新学期スタートの遅れの影響も受けないため出願数が増えたと考えるのが妥当です。
浪人生の最終出願数も前年よりは10%以上増えてくると考えるの妥当だと思います。
今後共通テスト出願者数に関するニュースも増えてくると思います。次に大学入試センターが出願数を公表するのは10月7日の出願最終日だと思われます。今年は大かた予想通りで物事が動くと思いますので、適切な準備を行って本番に備えていくとよいでしょう。
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