入試全般

不合格になったときのメンタルの立て直し方

入試全般

2020年度の入試もいよいよ本格スタートしました。この期間は学力だけでなく、体力や精神力が求められます

そんな中、受験校すべてがよい結果になるとは限りません。安全校と見込んでいた学校で思わぬ不合格をもらったりすることもあるかもしれないですよね。

入試日程はどんどん流れていきますので、短期での立て直しをしないと次の入試に影響が出ます。今回は、不合格の受け止め方とそこからの立て直しについて取りあげます。

【前提】勝負ごとに絶対はない

模試の結果でどんなに安全圏に入っていても、絶対はないという認識を持っておきましょう。
90%以上合格という判定の学校で不合格になるケースは確かに極めて稀ですが、現実には過去に何名も不合格になった生徒を見てきました。

それぞれに理由はありますが、落ちるには落ちるなりの理由がありました

例1
解答用紙に裏面があるのに気づかず、終了5分前に気づいてパニックになり、他の教科も何を書いたか記憶にないほど混乱した。
例2
面接試験でやらかした。
志望理由を聞かれて、正直に「特にありません」と答えてしまった…
例3
過去問と出題傾向が全く異なる新傾向が出てパニクった…

 かつて戦国時代などには「武運」と言う言葉がよく使われました。勝負事には運がつきもので、武士たちはその戦で相手となる敵のめぐりあわせを「武運」と呼んだのでした。

 入試においても、たまたま前日に見ていた問題集とそっくりな問題が出たり、古文が前日問題集で解いたものと全く同じ文章だったり、といったことが起こり得ます。
やはり運の要素がゼロではないということを意識しておきましょう

不合格という結果はそれなりの衝撃があるが、事実として受け止める

 試験当日の手ごたえがあまりなく、これは厳しいだろうと思ったケースでも不合格という結果はそれなりの衝撃を受験生に与えます。ましてや、合格の可能性が高いと思っていた学校に不合格を突き付けられた日には、「私に生きている価値はあるのだろうか…」的な状況になります

 長い間、志望順位の高い学校で不合格になる生徒を見てきましたが、人間の特性として一定レベルの不合格の衝撃は通るべき通過点としてまず受け止める必要があります。

 事実から逃げずに直視し、それで涙が出てくるなら泣けばよいのです。一定時間、自分の感情を吐き出すことが重要です。やがて落ち着いて事実を受け止める準備が心にできてきます

一時的にはその学校に対する怒りや恨みの感情を持ってよい

不合格を突き付けられた瞬間というのは、理屈でわかってはいるものの、相手から拒絶された感覚があり、それなりのダメージがあるはずです。しかも、志望順位が高く、過去問題の演習など対策をやっていればいるほど、ダメージも大きくなります

不合格という事実を受け止め、気持ちが落ち着くまで自宅や塾の教室などで時間が経つのを待ちます。個人差はありますが、数時間で少し落ち着いてくるはずです。

落ち着いたら次に意識してほしいのが、落とした学校に対する憤慨、怒りです。
志望順位が高い学校の場合、その学校に合格するために何十時間あるいは、100時間を超える時間を割いて準備をしてきたはずです。受験料も25,000円程度支払って、指定日時に学校まで行って、入試問題を一生懸命解いて、結果が不合格というのはかなり理不尽さを感じるような展開です。
そんなときは、落とした学校に対して憤りの感情を持ってしまった方が立ち直りが早いです。

これほど合格したいという気持ちをもって準備をしてきたのに不合格にするなんて… ひどい…

という考え方で、凹んだ気持ちを怒りに変えて外に出すのです。
それによって、精神的な落ち着きを取り戻せることが多いのです。

教育に携わる人間として、怒りや恨みの感情を助長するのは避けたいのですが、次の入試までの時間が短い場合は、いったん恨みや怒りの感情で未練を断ち切って、次に向かうことが重要です。
(もちろん、逆恨みですので実際の行動に出てしまうのは厳に避けなければなりません)

受験とは少し異なりますが、悲しみの受容するまでのプロセス5段階というのがあります。(キューブラー・ロスの「死の受容への5段階」とも)
① 否認(事実を受け止められないという気持ち)
② 怒り(どうして自分がこんな目に合わなければならないのかという気持ち)
③ 取引(何かにすがって助けてもらおうという気持ち)
④ 抑うつ(何にもしたくないという気持ち)
⑤ 受容 (自分の身に起こった事態を受け入れて、次の段階に目を向ける)
志望校の不合格についても上記のような経過をたどっているのだと思います。

次の入試では済んだ学校の結果は気にしない

不合格の後にすぐ次の入試があるときは、前の学校の不合格を持ち込んではいけません。
入試は1回1回が大事な一発勝負のため、感情の蓄積や持ち込みは冷静な判断を曇らせてしまう可能性があります。
入試当日は目の前の入試、目の前の問題に集中して、ベストを尽くすことだけを考えるようにしましょう。

まとめ

①不合格であるという事実を認め、受け入れる
②感情の収まりがつかないときは、不合格にした学校への怒りや恨みの感情を持ってよい
③次の学校の入試では、前の不合格を引きずらず、目の前の試験に集中する

不合格を嘆いていても合格には変わりません。早く次に切り替えるべきなのですが、そう簡単に人間の心は変わらないので、時間を少し使って上記のプロセスをきちんとたどり、次の入試に向かわせることが重要です。
頑張れ!! 受験生!!!

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