【4プロセスでできる!】夏休みに苦手な数学を克服する方法

高校入試
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです!!
7月も半ばとなり、いよいよ夏休みが近づいてきました。今年は例年になく短い夏休みとなりますが、短いからこそ密度の濃い夏休みにする必要があります。
今日から何回かに分けて「夏休みの教科別の勉強のツボ」を紹介したいと思います。過去の先輩たちが夏休みで苦手を克服してきた方法を紹介していきます。

今回は第1回で「数学」を取り上げます。

夏休みに数学を克服するためのポイント

大前提として学習時間を必ず確保する
⇒数学は学習時間をとればとった分だけ成績に跳ね返ってくる教科
⇒苦手を克服するには苦手から逃げない心が必要
解けない問題の解法をどんどん覚えていくイメージが大事
⇒得意な人以外は解答の有効活用が成績向上の近道

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数学の苦手を克服してきた先輩たちの共通点

過去に多くの中学生を指導してきましたが、女子を中心に数学が苦手な生徒は毎年たくさんいます。その中で、入試までに数学を克服して見事に合格を勝ち取れる生徒と、やはり苦手を引きずったまま入試に立ち向かい苦戦する生徒に二分されてしまうのです。

何年も見ているうちに、数学を克服できる生徒とできない生徒違いというのがだんだん分かってきました。今回は、苦手な数学を克服してきた生徒の共通点からポイントをまとめたいと思います。

苦手克服のポイントは苦手から逃げないこと

共通点は意外なほど簡単です。以下の3つがきちんとできることが重要です。

・数学が苦手であると認めること
・苦手な数学を克服すると心に決めること
・数学の問題に毎日向き合い、解けない問題を減らす努力を続けること

数学が苦手で苦しむ生徒は毎年いるのですが、最後に克服できる生徒(入試本番で高得点が取れる生徒)というのは、上記の3つがきちんとできた生徒です。

苦手なものに向き合うというのはとてもエネルギーがいるものです。一方で、きちんと向き合えば得意な教科よりも得点を上げられる可能性が高く、一番伸び代がある部分でもあるのです。

また、苦手な数学に毎日向かってくると、解けないものが解ける楽しさを感じる瞬間があるようです。多くの生徒は12月ごろには「数学が楽しくなってきた」と口にするようになります。これは毎日苦手から逃げずに向き合った人だけがたどり着ける境地だと思います。
この境地にたどり着けたことは、その人にとって数学に限らず、人生の様々な難しい局面の乗り越え方を身につけたことを意味しています。これがとても重要なのです。

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夏休みに数学で何をすればよいか

この後、夏休みに何をすればよいかをまとめます。学校の宿題が多い人はできるだけ早めに学校の宿題をやってしまいましょう。この後弱点克服の予定があるなら、数学の問題は後回しでもよいかもしれません。

用意するものは以下の4点

数学克服のために最低限必要なものは以下の4点です。

1.中2の数学の教科書
2.中2の数学の教科書ガイド(市販されているもの)
3.中3の数学の教科書
4.中3の数学の教科書ガイド(市販されているもの)

上記の通り、ポイントは「教科書ガイド」を用意しておくということです。
教科書ガイドはワークと異なり、教科書に載っている問題そのものの解答が載っているというところがポイントです。
出版社ごとに異なりますので、自分の中学で使っている教科書のガイドを入手しておくようにしましょう(東京書籍版啓林館版大日本図書版学校図書版数研出版版日本文教出版版)。
※各リンクで教科書ガイドのサンプルを確認できます。

やることは以下の4つのプロセスのみ

では何をやるべきかということですが、まずは以下の2つを完璧にやることを目指しましょう。

1.教科書の章末問題をすべて解く
1日でやる必要はありません。テキストが7章まであるなら、章末問題を7つの章すべてに対してノートに解いてみるということになります。
1章に1日かけるなら7日間で終わらせるようにしましょう。
1つの章の問題を解き終えたら、2.の答え合わせに入ります。

2.教科書ガイドを使って答え合わせをし、間違った問題に印(☆など)をつける
教科書には解答がついていないことが多いので、教科書ガイドで〇つけを行います。間違った問題は教科書の問題番号に☆などの印をつけて後で解きなおすべき問題だとわかるようにしておきましょう。

3.間違った問題は教科書ガイドの解法を見て解き方を覚える
間違いの中にはケアレスミスなどもあるでしょうから、解答を見るまでもなく答えがすぐに出せるものもあると思います。その場合は解答を細かく見るのではなく、すぐに次に進めます。
逆に解答の出し方がよくわからない問題は教科書ガイドを見て解き方を丁寧に確認します。

4.☆印のついた問題のみ再度ノートに解きなおす
3.で解き方が見着いたと思ったら、☆のついた問題だけを拾って、ノートに再度解きなおします。それで解答がきちんと出ればOKです。
解きなおしでまた間違えてしまったら、もう一度☆をつけておき、再度☆☆印の問題のみ解きなおしをします

まさお
まさお

最初に中2の教科書をやり、完璧になったら、中3の教科書で学校での学習が終わった章までをやります。
これを徹底すれば、ほぼ100%、数学の成績が劇的に上がります。

また、☆のついた教科書は入試直前期の最終見直しに威力を発揮します。入試直前期は☆☆から順に解きなおしをすればよいのです。短時間で弱点補強を効果的に行うことができるようになります!

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できない問題ができるのは楽しい

苦手を克服するときに重要なことは、「できないものができるようになることは本質的に楽しい」ということを理解することです。

最初は苦しいのですが、その苦しいところを乗り越えられるかがポイントです。やるべきことを決めて毎日1~2時間程度丁寧の問題に向き合うこと。☆のついた問題が今日は難問出来るようになったか確認すること、そういう積み上げをしていく中で、次のテストでは成績が上がってくるかもという期待感を感じることができればしめたものです。

勉強の良いところは、努力した分だけ必ず成績に跳ね返ってくることです。
苦手から逃げず、あきらめず、自分を信じて頑張って行きましょう。

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