【このままで大丈夫?】学校での生徒のコロナ感染への対応は?

教育に関する政策
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
7/23、本来なら東京オリンピックの開幕を明日に控えていたはずが、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数は366名となりました。
検査がしやすくなったという背景があるとはいえ、緊急事態宣言時をはるかに超えるペースの感染者が出ている状況で、対応が必要な時期に入ったと思います。

今回はそんな中で「学校における感染への対応」について取り上げてみます。

学校での生徒の感染対応

私立公立問わず、多くの学校で感染者が出ている模様
⇒報道では詳しく出ないが、相当数の学校が短期の臨時休校を実施
多くの生徒は陰性だが、学校は休校となり対応が難しい
⇒万が一の休校時の対応については事前の周知があってしかるべきでは?

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小中高生の感染による影響は未知数

7月に入り、学校での新型コロナウイルスに児童・生徒が感染する例が多くなっています。報道では断片的な情報しか出ていないのですが、文科省はこのあたりの情報を調査しているのか不明です。

3月2日から始まった一斉休校が5月下旬まで続いたことで、初期の緊急事態宣言時の小中高生への感染が多くなかったこともあり、これまで小中高生の感染者がその後どういう経過をたどるのかという知見があまりないように思います。

これまでの報道などでは、10代の生徒は重症化しづらいというような情報だけが出ているため、学校での生徒の感染をあまり重大に見ていないのではないかという危惧があります。

仮に10代の生徒の重症化は少なかったとしても、その両親や祖父母への感染のリスクが高まることを考えると、低年齢の子どもが感染することはその家族にとっては大きな問題だと思います。
やはり、子供の感染を安易に拡大しないよう、国は必要な措置をとるべきだと思います。

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小中高生の感染事例(一部)

ネット上に出ている感染事例をいくつか拾ってみました。学校で感染が広まったのか、家族経由なのかはそれぞれの案件ごとに異なります。学校での感染ばかりでないということを前提にご覧ください。

・足立区で小学生の感染(7/22)
⇒7/22に小学校の消毒を実施。7/18以降登校していないことから影響は軽微
7/23~25まで臨時休校とし、7/27から学校再開

・草加市で中学生の感染(7/22)
7/23~31まで臨時休校。濃厚接触者を調査中。

・寝屋川市で小2の生徒の感染(7/22)
7/23~31まで臨時休校。感染児童と同じクラスの児童と濃厚接触者にPCR検査

・新宿区で中学生の感染(7/21)
7/22から当面臨時休校とし、濃厚接触者を調査しPCR検査を実施

・広島市で児童または生徒の感染(7/21)
⇒外套の学校については7/22~24の3日間臨時休校として構内を消毒。

・荒川区で小学生の感染(7/8)
7/9~16まで臨時休校とし、7/17から学校再開
⇒児童・教職員約100名にPCR検査を実施し、全員陰性を確認

・練馬区の30代小学校教員の感染(7/1)
⇒7/1に小学校の消毒を実施。7/2~6まで臨時休校とし、7/7から学校再開
⇒濃厚接触者にはPCR検査を実施

まさお
まさお

全体の感染者が多い地域は、児童生徒の感染も多く出ているようです。確率論的にはほとんどの学校でこのような状況が複数回出てくるのではないかと思われます

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感染者の確認⇒臨時休校でよいのか

今回、この話題を取り上げようと思ったのは、臨時休校についてこれでよいのかと思ったからです。

感染者が出たので臨時休校とするというのがガイドライン場も出ているので、この対応自体はルール通りで問題はないのですが、気にすべきは生徒のメンタルや学習状況です。休校中も多くの生徒は感染しているわけではなく、大半の生徒は健康な状態で自宅待機状態となっています。

学校に来いと言われたり、来るなと言われたりで部活動もやるのかやらないのかわからない状況です。頭では仕方ないと理解しつつも、この生活が続くことに相当のストレスを感じているのは大人も子供も一緒です。

少なくとも学校側は、感染者が出た時に備えて、自宅学習や連絡手段など、4月の臨時休校中にオンラインで行った様々な取り組みをベースに子どもたちをケアする体制を整えておくべきです。
臨時休校が決まってから動き出すのでは遅いわけですから、火災時の避難訓練と同じように感染者が出た場合の対応について、十分な準備をしておくべきだと思います。

特に臨時休校からそのまま夏休みに入ってしまった学校は、通知表ももらえず春休みに入った3月と同じことを夏休みでも繰り返しています。
学校の先生たちはそれを仕方ないと受け止めず、どのように生徒に寄り添うか真剣に考えてほしいと思います(多くの先生は考えてくださっていると思いますが…)。

学校での指導とオンライン授業の併用が望ましい

現状の感染者を見ると、学校内における児童・生徒の感染は今後増えることはあっても減ることは考えづらいと思います。

大幅に減らそうと思えば、一斉休校の道を選ばざるを得ません。
感染者が拡大していることが明白なエリアは、そろそろ一斉休校も視野に入れた準備をする時期ではないかと思います。

その際には、節目節目に登校日を設け、日常の学習はオンライン授業で進めるといった組み合わせ方が望ましいと思います。

オンラインだけだと生徒はだらけますし、慣れてしまいます。定期的に学校に来るという「イベント」を入れることが生徒のモチベーション維持にも重要だと思います。

まさお
まさお

このまま放置すると、小中高生への感染は確実に広まっていくと思われます。無症状のままならよいですが、重症化する子どもが出てくる前に対応をきちんととることが望ましいと思います。


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