コロナ禍の入試中止はどこまで許容される? ~文科省通知も~

入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
文部科学省は、各大学に対して出願開始後に入試の内容変更をしないようにという通知を出しました。
高校入試では宮城の古川学園が入試日前日に在校生のPCR検査を理由に入試の中止を発表するなどの動きも出ています。

今回のテーマは「入試中止はどこまで許容されるか」です。

入試中止とその影響

◆直前になっての入試の変更は受験生の運命を大きく変えてしまう
⇒マラソンで言えば、ゴール直前にゴールテープの位置が変更されるようなもの
⇒変更後の入試内容に対して有利不利が出る以上、変更はない方がよい
◆感染リスクを押してまで入試をやるべきか
明らかな感染リスク下においては入試は実施できない
⇒入試当日の感染リスクを下げるための事前の対応が学校側に求められる

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文部科学省が出願開始後の入試変更をしないよう大学へ要請

1/21、宇都宮大学が2次試験中止を発表しました。1/25の2次試験出願開始の4日前のことです。
中止の理由は栃木県に緊急事態宣言が発出されており、受験生の安全確保を優先したということで、主に共通テストの結果で合否を判定することになりました。

地元の栃木県では、出願開始直前の発表に戸惑う声や憤りの声も上がっているようです。
事前に分かっていれば共通テストに照準を合わせて準備ができた」というものです。
マラソンで言えば、30km地点を走ってラストスパートに備えていた選手に、実は20km地点のタイムで順位を確定すると後から通知するような感じだと思います。

これを受け手かどうかは定かではありませんが、文部科学省は出願開始後入試変更を控えるように各大学に通知を出したそうです。
確かに、一度募集要項で入試の内容を公表し、それに了解した受験生が受験料を払って出願をしているのですから、その方法を出願後に変更をするのは制度的にも問題ですし、そもそも入試制度としてフェアではないということになります。

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宮城の古川学園高校は前日に筆記試験と面接中止を発表

高校入試では、宮城県の私立古川学園高校が在校生にPCR検査の受検者が出たことを理由に、1/23の試験前日に当たる1/22に筆記試験と面接試験の中止を発表しました。

合否は「書類審査等による総合判定」ということで、予定通り1/29に合格発表がされるそうです。

お知らせ|学校法人古川学園 古川学園高等学校

宇都宮大学の事例とは少し背景が異なりますが、在校生がPCR検査を入試の2日前に受けたことで、学校施設の感染リスク等が不明瞭な状態となって責任をもって入試ができないと判断したということだと思います。

宇都宮大学のケースも古川学園のケースも受験生の安全を第一に考えればやむを得ないと思いますし、入試の合否判定のことを優先的に考えればフェアではない合否の決め方になるのではないかとの疑問もわいてきます。

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入試変更は最小限が望ましいがやむを得ないケースも

入試変更はない方が望ましいのですが、個々の事情を調べてみると入試変更に至る理由も理解できることが多く、一律に変更するなというのも厳しい状況があります。

たとえば、東京の都立白鷗高校附属中は2月3日の適性検査が実施されるまでは在校生の授業を原則オンラインにして登校日を週1日にするなどの工夫で学校内での感染リスクを最小化する手法をとっています。
全ての高校や中学がオンライン授業に移行できる環境が整っているとは言えませんが、総合的に入学者選抜を安全に実施するための施策を考えられているかが重要だと思います。

また、受験生は公表された募集要項に沿って入学試験に向けた準備を行うのが基本的な流れで、入試の変更が出た場合はそれに沿った対応をとるしか術がありません。第1志望に大きな変更があった場合には合否を左右される可能性があります。それも視野に入れた上で第2志望・第3志望を重視した出願計画を練っておくことが重要です。

まさお
まさお

新型コロナウイルス感染症は医療崩壊を一部に招いている深刻な状況です。地域医療の状況や受験生の安全確保の観点も含めて、冷静な判断が局面局面で求められる状況です。
受験生も目の前の入試に全力を尽くせる体制を常に維持するように心がけていきましょう。決して望ましい状況ではありませんが、現状におけるベストを積み重ねることが重要だと思います。

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