こんにちは。まさおです。
全5回シリーズでお送りしている「成績向上・合格に必要な心構え」の第4回です。
成績向上や合格はただ何となく勉強していればできるものではなく、明確なロジックがあります。そのロジックを理解すれば、最少の時間で最大の効果が期待できるようになります。
なんでも過程を残しておくと後で振り返りもできるし、成長も早いです。
今回のテーマは「シリーズ成績向上の考え方④ ~過程を残すことにこだわる~」です。
答えだけではなく途中過程が成績向上には必須
これまで成績向上に必要なことをいくつか書いて来ましたが、今回の「過程を残す」は成績向上の秘訣とも言っていい重要事項です。
多くの受験生は無意識的に過程を残すか、全く残さないかの2つに分かれていると思います。
言うまでもないことですが、過程を残した方が次につながる材料が多く有利と言えます。
受験生が本当に成績を伸ばそうとしたら、解答にたどり着けようがたどり着けなかろうが、自分の考えた過程をきちんと書き残す習慣をつけることが必須です。
では、「過程を残す」とは具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか。
日々の学習の内容を記録に残す
入試までの日々の学習を「過程」と考えると、1日ごとにどのような学習をどれくらいの時間行ったかを記録することは、入試本番までの過程を残すことになります。
たとえば、「学習計画ノート」のような計画帳に日々の学習の記録を毎日書くだけで、今日はどれくらいの学習を行った、明日はどれくらいの学習をやろうといった具体的な目標ができるようになります。
さらに何日も記録が残り始めると、今度は記録が残らない日があることが嫌になり、学習をすると同時に学習時間を記録する習慣が確立します。
この学習時間を記録する習慣こそが、自分の学習量を最大化するために必要なアイテムということになります。
特に、教科ごとの学習時間を日々記録して、累積時間を出してみると、自分が如何に苦手科目を後回しにしているかがはっきりしますし、その苦手科目にこれだけの時間向き合ったのだという実績が、自身にもつながります。
いずれにせよ、日々の学習記録を科目別・問題集別に記録しておくことがとても重要です。
ダイエットなどでも同様のことが言えるのですが、日々の体重を記録しておくだけで、食事に気を使ったり運動量を増やそうと思ったりできるようになります。
学習においても、日々の学習内容と時間を教科ごとに記録しておくだけで、学習総量に気をつかうようになります。できるだけシンプルな形で記録を残すようにするとよいでしょう。
ノートや答案に解答へ至る過程を記録する
問題演習や模擬試験などで解答を出す際に、そこに至るプロセスをどのように残しているかも成績向上に大きく影響します。
特に数学においては、計算問題で解答を導く過程がきちんとノートやテストの問題用紙に残っているかで、間違った際の見直しの精度が大きく変わってきます。
計算ミスは人それぞれ傾向があります。数式の変形時にプラス・マイナスを間違って計算ミスをする人もいれば、かけ算やわり算が入ったときにミスが多く発生する人などです。
自分がどのプロセスでミスをしたかをきちんとたどっておくことで、次の試験に臨む際の中ポイントが明確になります。
また、試験においても、自分が考えた過程を答案用紙に残しておくことで、部分点がもらえるケースも多く存在します。
数学の証明問題や解答プロセスを求められる問題においては、たとえ解答にたどり着けなかったとしても、自分が考えたことやここまではたどり着けたという内容を言葉で書いておくことが重要です。
学校の授業などでは、解答のプロセスをどう描くべきかを余り教えてくれないかもしれません。塾や予備校で入試問題に精通し、合格の仕方を知っている先生は、解答プロセスの残し方について詳しい知見を持っているはずです。
解答プロセスをどのように残すとよいのかをぜひ聞いてみましょう。
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