こんにちは。まさおです。
ワクチン接種が着々と進んでいるようで、Yahoo!Japanによれば、2回接種完了者はすでに5200万人に達しているようです。
ワクチン接種が進めば従来の生活は終わりをつげ、コロナ前の生活に戻れるのでしょうか?
どうもそう簡単な話ではなさそうです。
今回のテーマは「ワクチン接種2回終了後の感染について」です。
ワクチン2回接種者の感染状況
尼崎では2回接種完了の80代女性が死亡
8/28の報道で8/23に陽性が判明した80代女性が8/27に容体が悪化し死亡したそうです。ワクチン2回接種済みでした。
埼玉の障碍者施設の新規感染者は8割がワクチン2回接種者
8/26、さいたま市で発生した高齢者施設のクラスターにおいては、感染者39人の内約8割がワクチン接種を2回完了していたとのことです。
埼玉県では感染者の約3%が2回接種者
さらに8/28の報道では判明した新規感染者1,608名中48名は2回接種完了者でした。
厚生労働省は2回接種者感染割合は17分の1まで低下と報告
ワクチン2回接種した場合の感染について、厚生労働省は未接種者に比べると17分の1程度まで低下するという報告を公表しています。
仙台市の調査では2回接種者の感染割合は13分の1程度
仙台市の調査では、7月以降ワクチンを2回接種した後に感染した人は10万人当たり20人となり、未接種で感染した人の273人と比べて13分の1以下になったと報告しています。
ワクチン接種が感染を完全にブロックするものではないというのは、当然と言えば当然なのですが、やはりワクチン接種完了後も感染がなくなるわけでもなく、志望者がゼロになるわけでもないという基本的なことを改めて認識することが重要だと思います。
ワクチン接種の意味とは
こんな報告が続くと、ワクチン接種の意義を疑う声も出てくるかもしれませんが、当然、大前提としてのワクチン接種は必要だと思います。
その上で、一定の感染抑止策を展開して治療薬の開発を待つというのが基本スタンスになるのではないでしょうか。
ワクチン接種の意義は発症と重症化予防
ワクチン接種の効果で重要なことは、「感染予防」ではなく「発症予防」「重症化予防」です。
感染そのものも減らせていることはよいことなのですが、感染ゼロを目指すのではなく感染した後の発症と重症化を減らすことで命を守るのが最大の目的です。
大リーグの中継などを見ていると、アメリカはマスクもせず大歓声の中試合をしていますが、アメリカも7月末から感染者が増え始め、現在は過去最高の1日30万人を超える感染者が発表される日もあります。
上記の状況を見ると感染そのものを抑止するのではなく、インフルエンザ同様、一定割合で感染リスクもあるし、ワクチン接種でその可能性を下げられるものの、感染した後も安全に治療で治るという状況に持ち込むことが最終解決だということになりそうです。
治療薬の開発状況は?
あまり報道されませんが、治療薬の開発も各社が進めています。
塩野義は2022年3月を目指して知見を開始しているとの報道が出ています。
その他開発状況については以下のページでも紹介されていますが、まだまだ道半ばのようです。
新型コロナウイルスは感染してからの増殖速度が極端に早く、治療薬の投与によるウイルスの増殖抑止効果が効きにくいという話も出ているようです。
最初の感染を抑える方が重要という意見もあるようで、ワクチンとの併用バランスがポイントになるのではないかと思います。
いずれにせよ、ワクチンを2回接種しても感染がなくなるわけではないということを正しく理解しておくことが現時点では大事だと思います。
大人が正しく理解して、子供を正しく導けるようにしたいものです。
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