こんにちは。まさおです。
3/4、埼玉県公立高校の合格発表がありました。合格した人も、残念ながら不合格になってしまった人も自分のこれまでの努力の成果をきちんと受け止めて、次に向かってスタートを切る準備を始めましょう。
今回は「埼玉県公立高校の倍率」を取り上げます。
埼玉県公立高校の合格発表
3/4、埼玉県公立高校入学者選抜の合格発表がありました。
各学校の受検者数と合格者数は以下のリンク先のPDFから確認が可能です。
令和4年度 埼玉県公立高等学校における入学許可候補者数・欠員補充人員
東京や埼玉はこの表をPDFでしか公表しないので、データ取得が少し大変です。
千葉はエクセルもつけてくれるので可能がしやすいのですが、独自のレイアウトが入ったエクセルなので少し手間がかかります。
各公立高校の入試情報ももう少し加工や保存がしやすいエクセル形式にしてもらえるとよいのですが、各都県の教育委員会のご担当者様、ぜひご検討ください<m(__)m>
倍率上位校の動向
受検倍率の記事を書いたときに全日制普通科の倍率トップの学校をご紹介しました。
今回は合格者数と最終倍率が追加されていますが、いくつかの学校では、入学許可候補者数よりも多くの合格者を出していて、最終倍率が少し下がっているところがあります。
赤字のところが合格者が多く出ているところです。
順位 | 学校選択 問題 | 学校名 | 学科 コース | 入学許可 予定者数 | 志願者数 | 受検者数 | 志願倍率 | 合格者数 | 倍率 | 前年 倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ○ | 所沢北 | 理数科 | 40 | 97 | 97 | 2.43 | 40 | 2.40 | 1.73 |
2 | ○ | 大宮 | 理数科 | 40 | 98 | 89 | 2.23 | 40 | 2.23 | 2.28 |
3 | ○ | 市立浦和 | 普通科 | 240 | 512 | 506 | 2.11 | 246 | 2.06 | 1.84 |
4 | ○ | 川口市立 | 普通科 | 280 | 513 | 509 | 1.82 | 281 | 1.81 | 1.71 |
5 | ○ | 川口市立 | 理数科 | 40 | 75 | 73 | 1.83 | 40 | 1.78 | 2.05 |
6 | 松山 | 理数科 | 40 | 67 | 66 | 1.65 | 40 | 1.65 | 1.73 | |
7 | ○ | 和光国際 | 外国語科 | 79 | 129 | 127 | 1.61 | 79 | 1.61 | 1.04 |
8 | ○ | 越谷北 | 理数科 | 40 | 65 | 64 | 1.60 | 40 | 1.60 | 1.73 |
9 | ○ | 浦和西 | 普通科 | 358 | 558 | 555 | 1.55 | 359 | 1.54 | 1.37 |
10 | ○ | 市立大宮北 | 理数科 | 40 | 64 | 61 | 1.53 | 42 | 1.45 | 2.27 |
今回、学校選択問題採用校に○印をつけてみました。
松山高校以外はすべて学校選択問題校です。
大宮北は今年から学校選択問題になりました。昨年の理数科の倍率は2.27と高かったのですが、学校選択問題になったことで少し受験生が減ったようです。
学校選択問題実施校の倍率
学校選択問題を採択した学校のうち、普通科の倍率を高い順に並べてみました。
順位 | 学校名 | 学科 コース | 入学許可 予定者数 | 受検者数 | 志願倍率 | 合格者数 | 倍率 | 前年 倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 市立浦和 | 普通科 | 240 | 506 | 2.11 | 246 | 2.06 | 1.84 |
2 | 川口市立 | 普通科 | 280 | 508 | 1.82 | 281 | 1.81 | 1.71 |
3 | 浦和西 | 普通科 | 358 | 554 | 1.55 | 359 | 1.54 | 1.37 |
4 | 蕨 | 普通科 | 318 | 467 | 1.47 | 318 | 1.47 | 1.36 |
5 | 大宮 | 普通科 | 318 | 459 | 1.44 | 318 | 1.44 | 1.47 |
6 | 越谷北 | 普通科 | 318 | 460 | 1.45 | 322 | 1.43 | 1.34 |
7 | 浦和第一女子 | 普通科 | 358 | 513 | 1.43 | 361 | 1.42 | 1.35 |
7 | 所沢北 | 普通科 | 318 | 451 | 1.42 | 318 | 1.42 | 1.43 |
7 | 和光国際 | 普通科 | 238 | 338 | 1.42 | 238 | 1.42 | 1.14 |
10 | 川越 | 普通科 | 358 | 509 | 1.42 | 361 | 1.41 | 1.35 |
11 | 川越南 | 普通科 | 358 | 502 | 1.4 | 358 | 1.40 | 1.66 |
12 | 越ケ谷 | 普通科 | 358 | 485 | 1.36 | 361 | 1.34 | 1.33 |
13 | 川越女子 | 普通科 | 358 | 480 | 1.34 | 360 | 1.33 | 1.28 |
14 | 所沢 | 普通科 | 358 | 463 | 1.28 | 358 | 1.29 | 1.22 |
15 | 浦和 | 普通科 | 358 | 453 | 1.27 | 359 | 1.26 | 1.26 |
16 | 春日部 | 普通科 | 358 | 444 | 1.24 | 358 | 1.24 | 1.27 |
16 | 川口北 | 普通科 | 358 | 447 | 1.25 | 361 | 1.24 | 1.04 |
18 | 不動岡 | 普通科 | 358 | 438 | 1.22 | 358 | 1.22 | 1.32 |
19 | 熊谷西 | 普通科 | 278 | 311 | 1.12 | 280 | 1.11 | 1.12 |
20 | 熊谷 | 普通科 | 318 | 349 | 1.1 | 319 | 1.09 | 1.02 |
21 | 熊谷女子 | 普通科 | 318 | 342 | 1.08 | 318 | 1.08 | 1.12 |
21 | 市立大宮北 | 普通科 | 280 | 305 | 1.09 | 282 | 1.08 | 1.32 |
右端に前年の倍率を付記しました。前年との比較をしてみると、極端に前年の倍率が低かった学校は受検者が集まって倍率が上がっています。
和光国際や川口北などが顕著な例です。
不動岡や熊谷地域の3校など、県の北部にある学校選択問題校は1.1~1.2倍に落ち着いていて、かなり合格しやすい部類だと思います。
今年初めて学校選択問題を採択した大宮北は初年度という言ことで敬遠されました。ただし、今年の倍率が低かったこともあり、来年は今年よりも倍率が上がると思います。
学校選択問題採択校は、基本高倍率の厳しい競争入試校と考えるべきです。それでもチャレンジする場合はそれ相応の準備をして学力をつけておく必要があるでしょう。
一方で、学校選択問題と共通問題のボーダーラインにある川口北や大宮北などの学校は敬遠されがちなので、他校に比べると倍率が低く出る傾向があります。
受験者動向を見極めると合格するチャンスが拡大するかもしれませんね。
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