【出題ミス】北星学園大学(北海道)で14名を追加合格

北星学園大学で出題ミス数学で2カ所14名追加合格入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
4/8、北星学園大学(北海道)は2/6と2/8に行われた一般選抜の選択科目「数学」において出題ミスがあり、14名を追加合格にしたことを発表しました。入試問題集の出版社からの質問にÝり判明しています。
最近、このような過去問題出版社の指摘で出題ミスが発覚するケースが増えていますね。
今回のテーマは「北星学園大学の出題ミス」です。

北星学園大学の出題ミス

◆数学の出題ミスが出版社の確認により発覚
⇒2/6の数学の問題で1カ所、2/8の数学の問題で1カ所、合計2カ所
単年度で2カ所の出題ミスは作問体制が甘いと言わざるを得ない
◆14名を追加合格にし、4月7日に合格通知を発送
入学希望者には相応のフォローを行うとのこと
学力検査による入学者選抜をこのまま継続するの考えるべき

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北星学園大学の出題ミス概要

4/8、北星学園大学(北海道)は2/6と2/8に行われた一般選抜の選択科目「数学」で出題ミスがあり、14名を追加合格にしたと発表しました。

大学の発表は以下の通りです。

単年度で2カ所の出題ミス

今回の出題ミスは、入試問題集の出版社からの確認依頼により発覚しています。
最近、出版社の指摘によりミスが発覚するケースが増えています。

  • 2/6:条件明示が不十分で証明ができない
  • 2/8:誤植のため正解を得られない

単年度の入試で2カ所の出題ミスはかなり多い方で、チェック体制が甘いと言わざるを得ません。
出来上がった問題を第三者が解く工程を一度入れれば大半は気づけるはずですが、入試問題の性質上やりづらいところもあるのだろうと思います。

まさお
まさお

作問者に丸投げで、大学全体として入試をきちんと行っていく体制があるかどうかも重要です。入試問題作成にはかなり高度が能力が要求されるので、一定の体制を大学側が支援していくことが重要です。
原因究明をすると言っているので、その対応に期待したいところですね。

追加合格は14名

今回の2カ所の出題ミスを踏まえて、再採点を行ったところ、合格ラインを越えた受験生が14名いたそうで、4/7に合格通知を発送とお詫びを行ったということです。

合格通知をもらった側はすでに新年度がスタートしていますから、他の大学に入学しているか浪人している可能性が高いわけですが、北星学園大学入学希望者に対しては「勉学に支障のない対応」をすると発表しています。

一般的には、「他大学に入学していた場合は、そのために支払った費用の補償」と「遅れて入学することによるガイダンス・履修登録・授業の遅れのフォロー」がメインになると思います。
学費補償をするかは今回の発表に明示されていませんが、おそらくそこまでの対応はするものと思われます。

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入学試験制度の限界は近い

このブログでは、入試に関するミスを極力取り上げるようにしています。
世間の常識の変化に伴い、入試制度も変わっていかないといけないと考えているからです。

最近は、入試制度の変更に対して、「公平性が担保できないから無理だ」という議論が増えており、共通テストの記述問題導入や民間英語試験の導入なども相次いで中止になっています。

世間の目は大変厳しくなっていて、かつて「入学者選抜は学校側の意志の現れ」とか「運も実力のうち」などと言われていた時代は遠い過去のことで、今は出題ミスを公表しなければ隠蔽や不作為を問われる時代になっています。

さらに、全学部入試や個別試験、共通テストと個別試験の組み合わせなど、入試制度も多様化する中で、多数の入学試験問題を作る学校側の負担も増えている中、出題ミスなく入試をやり切ること自体が大変難易度の高いイベントになってきています。

入試問題の難易度を下げて基礎学力問題飲みにして作問難易度を下げるか、学力試験を使用せずに入学者を選抜できる仕組みを新たに作ることが重要だと思います。

大学入試においては総合型選抜の定員拡大が続いていますが、ある程度の人数に対応可能な人員体制が整うなら、学力検査を小論文や面接、高校時代の学校成績に置き換えた入学者選抜をもっと行ってよいように思います。

まさお
まさお

もう数年、入試の出題ミスや追加合格は出続けると思いますが、一般選抜を全廃する学校が間もなく出てくるはずです。少しずつ世間も入試も変わっていくと思います。

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