【何も考えていない?】兵庫県内の公立中卒業式は入試直前の怪!

兵庫県内の公立中卒業式は入試直前の怪! 教育に関する政策
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
兵庫県内の多くの公立中学校の卒業式が県立入試の直前に行われている件について、神戸新聞社がアンケートを取ったところ6割超が入試後を希望するという当然とも思える結果を報じています。
今回のテーマは「卒業式を入試直前に行う謎」を取り上げます。

兵庫県内の公立中の卒業式はいつ行うべきか

◆現在は公立高校入試の直前が主流
⇒2022年神戸市近辺の中学校は公立高校入試の前日に卒業式を実施
入試が気になり卒業式に集中できないとの声も
◆神戸新聞社がアンケートを実施
保護者の6割超は入試後に卒業式を実施してほしいと回答
⇒卒業式があれるから入試直前がよいという声も
過去の慣習に従っているだけで鈍感の極みともいえる

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神戸新聞社のアンケート結果

このブログで、2022年6月19日に神戸市近辺の中学校の卒業式の実施日が入試直前になっていることを取り上げました。

卒業式の実施日に疑問を持った主婦がLINEでアンケートをしたところ、やはり違和感を感じている主婦が多かったという内容でした。

これを受けて、神戸新聞社が本格的にアンケートを実施しました。

結果は主に以下の通りでした。回答者は820名です。

  • 「入試後から合格発表までの間」…4割強
  • 「合格発表後」…2割
  • 「今まで通り(入試前)」…2割弱
  • 「いつでも良い」…1割未満
神戸新聞社の記事より
まさお
まさお

首都圏にいる自分から見ると、「当たり前だろ!」と突っ込みたくなるようなアンケート結果です。入試の直前に卒業式をやるなんて、首都圏では考えられないです。
やはり進路が決まって、次の進路に向かうために中学校の学業を終えていく、文字通りの「卒業式」をやってほしいと思います。

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そもそもなぜ入試直前になったのか?

入試直前に卒業式をやる背景は何なのでしょうか?
今回のアンケートの回答の中にヒントがありました。

入試後の生徒は遅刻や学習意欲低下など、落ち着いた学校生活が難しくなる。過半数は公立高校の一般入試を控えているため一定の落ち着きを維持しているが、全員の重荷がなくなると、卒業式が荒れる可能性がある。生活指導が困難になることが予想されるため、入試後は反対。(60代)

アンケート回答より

この60代の元中学校教員の意見が参考になります。

つまり、卒業式を入試後にやると、入試を終えた解放感から生徒が暴れるなどの問題を起こす可能性があるということのようです。

校内暴力全盛の昭和50年代ならいざしらず、令和の今になってもこんな生徒がいるのでしょうか?

ただ単に過去の慣習にとらわれているだけのように思えてしまいますね。もっというと、誰も何も考えないままこの状態が続いていたと言ってもよいのかもしれません。

教育委員会はすぐにあるべき姿を検討すべき

今のような入試直前の卒業式設定になったのがいつごろからかはわかりませんが、少なくとも現在教育委員会で卒業式の日程の検討をされている方(あるいは中学校側かな?)は、今の子供たちの状況を把握した上で、速やかに卒業式をいつ行うべきかを検討すべきだと思います。

中学の卒業式を入試直前にやるのが物事の順番的に不適切などは議論の余地がないと思うのですが、皆さんはどのように考えますか?

入試を終え、卒業後の進路が決まってから卒業をするから、「節目」となり次に向かって気持ちをリセットする機会になるものだとばかり思っていました。

地元の保護者や卒業生本人が違和感を感じているのであれば、生徒のためにもすぐに見直しを行うべきだと思います。

具体的には、「入試⇒発表⇒卒業式」という順序にした方がよいと思います。

まさお
まさお

子供たちに「思考力・判断力・表現力」を求める前に、まずは大人の側が思考し、正しい判断を行うべきだと思います。
公立高校の入試日程そのものを前倒しするという検討だってあってよいと思いますよ。

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