【効果倍増!】合格可能性を高める過去問題演習5つのポイント

合格可能性を高める過去問題演習5つのポイント入試全般
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まさお
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こんにちは。まさおです。
9月もいよいよ終わりに近づき、そろそろ志望校の過去問題に着手する人が増えてくる時期だと思います。合格のためには過去問演習が大事だとよく言われますが、やみくもにやっても効果は上がりません。効果が上がるポイントを5つご紹介します。
今回のテーマは「合格可能性を高める過去問演習5つのポイント」です。

過去問題演習のポイント

◆本番1か月前をめどに1周目を終える過去問演習計画
⇒志望順位の高い学校を中心に本番の1か月前には5年分をやり切る
試験時間と解答用紙を本番にそろえて演習を行う
⇒教科ごとの得点を大まかに出して合計点で合格最低点との距離を測る
◆最後の1か月は2周目・3週目を実施する
⇒前回の過去問でミスをしたところ、手が出なかった問題を中心に再演習
出題形式に慣れることで合格最低点を超える可能性が高まる

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過去問題演習をやる意義

多くの塾の先生や学校の先生は、入試対策の重要項目として「過去問題演習」を挙げます。
それはなぜなのでしょうか?

過去問題演習が重要だと言われるのは主に以下の要素からです。

  • その学校の試験時間と問題量に慣れることで、時間配分の仕方を学ぶ
  • その学校独特の問題セットに慣れることで、得点力が上がる
  • その学校独特の解答形式に慣れることで、得点力が上がる
  • 受験科目合計点と合格最低点との距離を測り合格点を取る戦略を練ることができる

受験生が実際に過去問をやってみるとわかりますが、最初は出題形式や解答方式への慣れがないため、思った以上に得点ができません。
20点~30点というのはざらで、中には5点や0点というケースすらあります

ところが、特に勉強をしていなくても同じ形式の過去問を何年分もやると自然と解答形式や時間配分に対応することができるようになり得点も上がり始めます。

慣れだけで40点~60点くらいまでは持っていける受験生も多いのです。

その意味では、まずは演習をたくさんこなすという考え方でもそれなりに意味はあります。

ただし、それだけでは合格可能性を高めるという水準には達しません。
合格可能性を高めるというのは、「合格するべくして合格する」ための過去問演習を指します。

その具体的な考え方をご説明します。

まさお
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過去問演習を効果的に行うには、上記の目的を達成するための準備が必要です。具体的な準備と心構えについて解説しますね。

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合格するための過去問演習5つのポイント

では、合格するための過去問演習のポイントとはどんなことなのでしょうか?
重要な点を5つにまとめてご紹介します。

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1.演習計画を立てる

「空いた時間で過去問をやる」というやり方だといつになったら終わるかわかりません。
入試本番から逆算して演習日を計画的に設定することが大事です。

たとえば、試験科目が3科目あるとして、1科目60分の試験時間だとすると、演習と採点で1年分をやるのに約4時間はかかります。

入試本番の1か月前には5~7年分程度の過去問をやり切れるように逆算しましょう。

ポイント
  • 第1志望・第2志望を中心に本番1か月前に5年分をやり切る演習スケジュールを立てる
  • 1年分の演習に4~5時間かかると想定(試験科目×試験時間+採点1時間)
  • 土日にまとまった時間が取れるなら、1年分の全科目を一気に演習
  • 平日の夜に1科目ずつ進める方式を組み合わせる
  • 時間に余裕があれば第3志望以下も1~2年分は手を付けておく
2.試験時間と解答用紙は本番に合わせる

過去問演習で重要なことは、極力本番環境に似せることです。

演習計画を立てた後は、計画に合わせて演習を繰り返していくのですが、解答用紙が過去問についている場合は、コンビニなどでコピーをして実際のサイズに合わせておくようにしましょう。

また、試験時間も本番に合わせて対応するようにします。

ポイント
  • 演習時間は本番と同じか5分程度短くするくらいがよい
  • 解答用紙が入手できる場合は本番と同じサイズにして演習
    試験当日の解答欄の大きさと記述分量のバランス等をチェックしておく
3.自己採点時にケアレスミス問題に印をつけておく

1科目の演習が終わったら自己採点をしましょう。1年分まとめて演習する場合は、1年分の演習が終わった後にまとめて自己採点する方が効率的です。

採点時は得点の高い低いも重要ですが、どこでミスをしたかをチェックし、ミス問題に印をつけておきましょう。直前期に再度演習します。

ポイント
  • 自己採点は丁寧に行い、疑わしい解答は得点にしない
  • 採点時にケアレスミスがあった場合はその問題に印をつけておく
  • 得点は科目別にきちんと記録しておく
4.全科目の合計得点と合格最低点を比較する

年度ごとに全科目の得点が出たら、得点表に記入し合格最低点と比較しましょう。
合格最低点は過去問題集や学校HP等に記載されていることが多いです。不明な場合は塾の先生などに相談して入手しましょう。

年度国語数学社会理科英語合計合格最低点
R3年度A高校8075607090375405-30
R2年度A高校8580657085385410-25

最初は合格最低点と自分の得点が大きくかけ離れてショックを受けるかもしれませんが、大半の受験生は同じ状況です。ポイントはその差をどうやって埋めるかです。
上記の例だと、明らかに理社が足を引っ張っているのがわかります。残り30点を理社で25点、他の科目で10点くらい補完して合格最低点を超えるという計画を立てることが大事です。

ポイント
  • 各科目の得点を表記に記載し、合格最低点と比較
  • 現時点での差を出して、どの科目の得点を上げて合格点に近づけるかを考える
  • 苦手科目であと何点、得意科目のミス撲滅であと何点など具体的なイメージを作る
5.ラスト1か月の2週目演習で合格最低点を超える

入試直前の1カ月は合格最低点との差を埋める1カ月です。
ここのラストスパートが合格可能性を大きく変えるのです。

ケアレスミスで印をつけた問題、苦手科目で強化が必要な科目を中心に同じ過去問を再度解いて得点力アップを図ります。時間があれば、さらに古い年度にさかのぼってもよいでしょう。

ポイント
  • 合格最低点を超える得点力を盤石にする1カ月
  • 苦手科目を中心に集中演習で一気に得点力を上げる
  • ケアレスミス問題は印がついているので、それだけをピックアップして演習
  • 合格最低点を計画的に作れれば必ず合格できる
まさお
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いかがでしょうか?
過去に逆転合格をしてきた受験生の多くはラスト1か月で一気に得点力アップをして合格にたどり着きました。
重要なことは逆算してやるということです。成り行きで試験本番に突入しないように計画的に学習を進めましょう。以下の記事も参考になると思います。




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