こんにちは。まさおです。
関西地域の緊急事態宣言の解除が決まり、首都圏も5月25日に解除できるかを専門家会議に諮問するという動きなりました。
都内の新規感染者の数などを見ても、緊急事態宣言の解除に向けた準備が進むものと思います。
今回は、緊急時短宣言解除の後の動きについて取り上げてみたいと思います。
緊急事態宣言解除に向けた各種数値の動き
緊急事態宣言の解除に向けた様々な指標が出ていますが、私もこのブログの中でいくつか注目していた東京都の数字がありました。
①累積検査者数
②累積陽性者数
③累積陽性率 ※累積陽性者数÷累積検査者数
④感染者数が倍加するまでの日数
の4つの指標です。
これまで以下の記事でたびたび数値の更新をしていましたが、改めて確認をしてみましょう。
2020年5月22日段階
①累積検査者数…14,653名
②累積陽性者数…5,136名
③累積陽性率…35.05% ※累積陽性者数÷累積検査者数
④感染者数の倍加日数…37日
グラフにしてみると上のようになります。
青い棒グラフは累積の陽性者数です。5月上旬までは増加傾向で舌が、今はほぼ横ばいの状態です。
また、累積陽性率も、5月上旬から緩やかに下降線をたどっており、明らかにピークを過ぎたことを示しています。
主要駅の人出の状況
主要駅の人出についても最新の状況を見てみましょう。内閣官房の夜以下のサイトから主要都市の人出の状況(NTTドコモ提供データ)を確認してみます。
上記の通り、新宿や渋谷では感染拡大以前に比して60%程度の人出の減少となっていますが、他のエリアはもう少し人が多いようです。
一部エリアの緊急事態宣言の解除、特に大阪エリアの解除もあって人が徐々に街に戻っている様子が見えています。
緊急事態宣言解除後の動き
このような感染者の状況でずっと外出自粛というわけにもいきません。経済的なダメージも相当大きい中での緊急事態宣言が解除ということになります。
ここで重要なことは、はっきりそうは言っていませんが、「緊急事態宣言解除」は問題が解決したことを表しているわけではなく、緩やかに感染者を増やす道筋を選んでいるという本質を理解することだと思います。
上記のロードマップを見ればわかる通り、自粛が解除されると同時に新規感染者数等の指標はまた上向きになることを予想しています。それを抑え込むため亥「暮らしや働く場で『新しい日常』の定着」が重要であるということを言っています。
緊急事態宣言解除後に、元の生活に戻るわけではなく『新しい日常』が始まると考えなければなりません。
学校はどうなる?
学校については上記の流れから、従来通りの通学・授業・部活などに戻るのは少し先のことと考えるべきでしょう。
こちらも東京のロードマップを参考に考えてみましょう。
まずは分散登校・短縮授業・学校の滞在時間も短くといった防疫措置が取られていきます。家庭でのオンライン学習も継続され、徐々に学校の割合を高めていくという対応です。
結果、授業進度にも影響が出るでしょうし、入試に向けた準備も以前のようには進まないことが予想されます。
学習塾がこれに代わって、授業進度や進学準備を担うことになると思いますが、万が一、クラスターを発生させてしまうと、上記の対応に水を差しかねません。
第1に守るべきは子どもの命だと思いますので、塾側も待ってましたとばかりにアクセル全開で授業を再開するというはその見識を少し疑わないといけないと思います。
「緊急事態宣言解除=元の生活に戻る」ではないことをきちんと意識して、再度の緊急事態宣言を招かないように一人一人が感染リスク意識をした判断と行動をとることが求められています。
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