こんにちは。まさおです。
3/21をもって、1都3県の緊急事態宣言は解除となりました。2月半の間に感染者は一定数減りましたが、ここ1週間は再拡大の兆候を示すなど、予断は全く許さない状況です。また、変異種の増大も早く、緊張感は維持した方がよさそうです。
今回は「緊急事態宣言解除と子どもへの感染力が高い変異株の拡大」というテーマです。
宣言解除と変異種の感染者発生状況
緊急事態宣言は3月21日をもって、宮城県と仙台市の独自の緊急事態宣言を除いて解除となりました。一方で感染者数はここ1週間で下げ止まりどころが少し増加の傾向を示しています。
それ以上に注意が必要なのは変異種の拡大です。
産経新聞に以下のような記事が出ていました。
この記事から変異種感染者の推移を表にしてみると以下のようになります。
日付 | 感染者数 | 前週からの 増加率 |
---|---|---|
3月2日 | 165件 | - |
3月9日 | 271件 | 164% |
3月16日 | 399件 | 147% |
全体の感染者数がほぼ横ばいから微増で推移している中で、1.5倍程度の増加を見せています。
特に厚生労働省が調査委をした194件では、10歳未満が19%を占めるなど、従来にない子どもの感染割合の高さを示しているのが特徴です。
変異種についてはまだわからないことが多いのですが、従来型とは異なった様相を見せる可能性があります。情報取得と合わせて、子どもを守るにはという観点で対応を考えていく必要があります。
子どもの感染拡大を想定した準備を早期に検討すべき
変異株の詳細は今後次第に明らかになってくると思われますが、現在分かっている情報だけでも、タイ子どもの感染対策の見直しは急務と思われます。
学校や塾での感染対策は今のままで問題ないか
これまでの3密回避行動について、子どもへの感染例が少ないことからかなり緩んでいるように重み増す。今一度、手洗い・手指消毒・座席の間隔確保・マスク着用といった基本的なことを徹底することが重要だと思います。
家族間の感染状況の調査
子どもの感染場所は大半が家庭という報告が出ています。家族で毎日一緒に食事をするわけですからそこからの感染が一番可能性が高いのは自然なことです。
これまでの感染状況の調査などを経て、家族の食事の在り方なども今一度見直しが必要かもしれません。
親子で会話もなく食事をするのは難しいと思いますが、家族の誰かが陽性とわかったころには全員感染してしまっていたといった状況にならないような工夫を考える必要があります。
子どもの体調不良時の自宅待機はPCR検査の徹底
子どもがちょっと体調がおかしいかもと思ったときに、我慢して学校に来てしまったりといったことがないように再度、日々の検温や体調不良時の対応について徹底をする必要があります。
子ども ⇒ 子ども ⇒ 自宅で大人へ といった感染が多くなってくるとこれまでとはけた違いの感染拡大になる可能性があります。
緊急事態宣言が解除されても、状況は何も好転していないのだということを肝に銘じておく必要があります。感染対策は少しずつ進歩してきていますから、それを徹底することである程度のリスク低減はできますが、ゼロにはなりません。
世の中の大人たちが正しく状況を理解し、理性的な言動を取れればよいのですが、果たしでそれができるか…。大人の真価が問われるところです。
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