こんにちは。まさおです。
2月13日23時過ぎ、東北地方を中心にM7.3の地震がありました。この地震で被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。
この地震で東北新幹線は10日間ほど運行ができなくなってしまいました。受験生はどう対処すればよいのでしょうか?
今回は「電車運休で試験場に行けない場合の対処法」について取り上げます。
公共交通機関の運休・遅延により試験場に行けない場合の対処
2月13日の地震は大きな被害を福島県や宮城県に出しているようです。受験の時期にこのような災害に遭ってしまった方は本当に気の毒です。
対応としては、現在入手できる情報を広く集め、その情報をもとにベストな選択を積み重ねていくことしかありません。
具体期にどのような対処をすればよいか、改めて整理してみます。
20年ほど前は、電車が止まって試験場に行けな場合も、「それを見越してもっと早く来なければだめですよ」といった対応でしたが、今は追試験を行う学校が増えてきました。何らかの救済策が通常ありますので、冷静に対処をすることが重要です。
自分が置かれている状況を正しく把握すること
大地震などの災害で、自分の置かれている環境が大きな被害を受けた場合、最初にやるべきことは「情報収集」です。
①家族の安否
②自宅の被害状況
③自分の周辺の人々の安否
④自分の受験への影響
一般的には上記のような順位で確認をしていくのではないかと思います。
受験は重要なイベントで外せないものではありますが、それ以前に守らないといけないことがあると思います。
家族の無事などが確認された場合は、自分の入試への影響を考えましょう。
特に、自宅の近くに試験会場がない場合の対処が問題です。
今回の東北の地震では
・東北から新幹線で東京に出て東京会場で受験をする場合
・仙台などで試験会場がありそこで受験をする場合
が考えられると思います。
東北新幹線が被災し、10日間ほど復旧しないというような報道がすでに出ていますから、2月25日までの受験は難しい可能性があります。
2月25日は国立大学の2次試験の日でもありますので、情報収集を怠らないことが重要です。
今回は東北地方の地震をきっかけに記事を書いていますから上記のような書き方になっていますが、どの地域でも考え方は一緒です。不測の事態で受験が危うい場合、まずは情報収集を丁寧に冷静に行うようにしましょう。
大学側の対応について確認
今回のような大きな地震では、大学側も対処を検討している可能性が高いです。
たとえば、慶應義塾大学はすでに2月15・16日の文学部と法学部の試験について、「東北6県に住んでいて、東北新幹線の影響で受験ができない受験生に限り3月9日に追試験を行う」と発表しています。
上記以外にも各大学が対応を発表する可能性があります。募集要項には入試の実施状況についてWebサイト等で連絡をする旨が書かれているケースが多いので、まずは大学側の公式発表をチェックしましょう。
大学側の対応が明記されていなかったり、記載内容が曖昧で不安な場合は各大学の問い合わせ先に電話やメールで問い合わせることが重要です。
辞退の緊急性を考えると電話がよいかもしれません。
ポイントは、学校側の対応について正確な情報を得ることを意識するということです。常に冷静さを保っていないと重要な情報を聞き逃したりすることがありますので注意しましょう。
受験生側は学校の指示を冷静に聞く姿勢が重要
このような不測の事態に陥るとどうしても冷静さを欠いてしまうのですが、こういう局面こそ冷静さが重要です。
自分1人で不安な場合は家族にもきちんと情報共有をして一緒に対応について整理するとよいでしょう。
その際に確認すべきことは、主に以下の通りです。
・試験は予定通り行われるか
・その試験に公共交通機関等の影響で行けない場合の救済策に何があるか
・追試験がある場合は何月何日・どこで行われるのか
・現時点で未定の場合は、いつ頃どのような手段で情報入手が可能か
・追試験があるとして、自分がその対象者である証明などは必要か
新型コロナに感染した場合も基本的な対処は上記と同様なのですが、新型コロナの場合はすでに追試験等の対応が公表されているケースが多く、読めばわかる情報も多く出回っていると思います。
今回の地震による試験への影響は、新型コロナに比べるとイレギュラーの要素が多いことや対象地域が限られていることなどから、受験生側から必要な確認を行うことが重要です。
望む回答が学校側から出なかった場合
また、大学側から期待される回答が得られないこともあるかもしれません。たとえば、本試験に出席できなくても追試験はやらないというケースなどです。
この場合は、選択肢は2つです。
1.大学の正規試験に間に合うような手段を考える
2.受験そのものをあきらめる
1.大学の正規試験に間に合うような手段を考える
選択肢はほとんどなく、①飛行機による移動 ②バスによる移動 を考えるのが妥当です。
飛行機はコロナの栄光で増便に話が出ているようですが、定期便が少ないため受験で使用するのは難しいかもしれません。
受験の移動で深夜バスは体力的に少しきついですが、幸いにして運航は続いているようですから、深夜バスで東京には早めに入ってホテルで休むなどの対応を検討するのがよいと思います。
2.受験そのものをあきらめる
これは苦渋の決断ですが、もし大学側が今回の地震の影響を考慮することができず、当日試験場に来なければ救済しないといわれた場合は、自分とその大学の「縁」を考えてみる機会ととらえるべきです。
多くの大学は受験生に非のない今回の地震については何らかの救済措置を取ると考えたいですが、大学側に予備問題の用意があるかなど、個々の背景で対応の可否には差が出るものと思います。
いろいろ長々と言書いてしましましたが、要点は以下の2つです。
・冷静に情報収集をする
・集めた情報をもとに自分のベストな選択をする
これに尽きます。
受験生にとっては厳しい状況だと思いますが、冷静に自分がどうふるまうべきかを考えるようにしましょう。
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