【出題範囲縮小】沖縄に続き三重県でも前期選抜の範囲縮小を発表

三重県立高校出題範囲縮小 教育に関する政策
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
10/29、三重県教育委員会は令和4年度三重県立高等学校入学者選抜において、前期選抜の出題範囲を縮小すると発表しました。自宅学習や分散登校への影響を考慮しての措置です。

今回のテーマは「三重県立高校入試の出題範囲縮小」です。

三重県立高校入試の出題範囲縮小

◆対象は前期選抜のみ
2月2日の試験において学力検査・総合問題の出題範囲を縮小
3月9日実施の後期選抜やその後の追検査においては範囲縮小なし
◆前年度も前期選抜のみ範囲を縮小
⇒前年に比べると縮小範囲は小さくなっている
⇒英語と国語は縮小なし。数学・理科・社会のみ縮小されている
後期選抜もあるため、できるだけ早めに全範囲の学習をしておくべき

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三重県立高校の出題範囲縮小

10/29、三重県教育委員会は令和4年度三重県立高校入学者選抜の前期選抜において出題範囲を縮小すると発表しました。

詳細はこちらから確認可能です。

今回のポイントは以下の通りです。

  • 新型コロナウイルス感染症による在宅学習や分散登校の実施等を踏まえて出題範囲を縮小する
  • 対象は令和4年2月2日実施の前期選抜のみ
  • 県が作成する「学力検査」では数学において範囲縮小
  • 各校が作成する「総合問題」では数学・理科・社会において範囲縮小
  • 今後臨時休校等があれば再度検討の可能性がある

三重県の場合は、前期選抜後期選抜の日程が1カ月以上空いており、前期選抜(2月2日検査)時点での学校の授業進度と後期選抜(3月9日検査)時点での授業進度ではかなりの違いが出ます

今回の措置はこのような背景から2月実施の前期のみを対象として、必要最小限の出題範囲の縮小を行ったということになります。

ちなみに、三重県以外で出題範囲の縮小を発表しているのは、自分が知る限り10月5日に縮小を発表した沖縄県のみです。

まさお
まさお

出題範囲の縮小はありがたい反面、対策が難しいという側面もあります。過去問が使えたり使えなかったりするので、学校や塾の先生ときちんと相談して適切な対策を取っておくことが重要です。

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縮小された出題範囲はどこ?

では、具体的に縮小された出題範囲とはどこなのでしょうか?

前年と比較しながら考えていきたいと思います。

令和4年度向けに公表された縮小範囲

【学力検査】

教科出題範囲から除外する内容
国語・なし
数学・「図形」のうち「三平方の定理」
・「データの活用」のうち「標本調査」
英語・なし

【総合問題】

教科出題範囲から除外する内容
国語・なし
数学・ 「図形」のうち「三平方の定理」
・「データの活用」のうち「標本調査」
英語・なし
社会・公民的分野のうち「私たちと経済」「私たちと国際社会の諸課題」
理科・「自然と人間」

前年も多くの自治体でそうでしたが、教科書の後ろの方の、数学なら「三平方の定理」「標本調査」、社会科は公民の「経済」「国際社会」、理科は「自然と人間」が該当しています。

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令和3年度の縮小範囲

ちなみに、前年度の縮小範囲は以下の通りでした。今年と同じところだけ青字にしておきます。

【学力検査】

教科出題範囲から除外する内容
国語・中学3年生の教科書で学習する新出漢字及び新出音訓
・『書写に関する事項』のうち中学3年生で学習する内容
数学・「図形」のうち「三平方の定理」
・「データの活用」のうち「標本調査」
英語・主語+動詞+what などで始まる節
・主語+tell、want など+目的語+to 不定詞
・関係代名詞のうち、主格のthat、which、who 及び目的格のthat、
which の制限的用法
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000900105.pdf より作成

【総合問題】

教科出題範囲から除外する内容
国語・中学3年生の教科書で学習する新出漢字及び新出音訓
・『書写に関する事項』のうち中学3年生で学習する内容なし
数学 「図形」のうち「三平方の定理」
・「データの活用」のうち「標本調査」
英語・主語+動詞+what などで始まる節
・主語+tell、want など+目的語+to 不定詞
・関係代名詞のうち、主格のthat、which、who 及び目的格のthat、
which の制限的用法
社会・公民的分野のうち「私たちと経済」「私たちと国際社会の諸課題」
理科第1分野
・『運動とエネルギー』のうち「力学的エネルギー」
・『科学技術と人間』
第2分野
・『地球と宇宙』
・『自然と人間』
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000905215.pdf より作成

このような比較ではっきりわかるのは、数学と社会は前年と全く同じなので前年の過去問が使えるということです。
逆に理科は前年度より縮小範囲が小さいので、一昨年の問題を参考に「自然と人間」に関する出題を除外する対応が望ましいようです。

まさお
まさお

出題範囲の縮小自体は、悪いことではないのですが、合格するには点数を取らないといけないので、残った範囲で同点数を取るかをきちんと考えることが重要です。受験生だけでは難しい場面もあると思いますので、学校の先生や塾の先生にきちんと頼って同対処すべきかのアドバイスをもらいましょう

また、後期選抜は範囲縮小がありません。前期選抜は高倍率で不合格の可能性がありますから、後期への備えも重要です。縮小される範囲でも早期に学習できるなら準備をしておいた方がよいでしょう。

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