まさお
こんにちは。まさおです。
2022年度入試が終わりましたので、各都県の公立高校入試の状況を少しずつ振り返って行きたいと思います。前回の東京に引き続き、今回は神奈川を取り上げます。
今回は「神奈川県公立高校の推薦・一般入試の5か年推移」です。
神奈川県は2013年から前後期制を廃止し、共通選抜1回のみの入試となっています。
共通選抜倍率の5年推移(全日制)
神奈川県公立高校入試は2013年度より、それまでの前後期制を一本化し「共通選抜」のみとなりました。
2018年度から2022年度までの最近5か年の募集人員・受検者数・合格者数・倍率は以下の通りです。
区分 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|---|---|---|
募集定員 | 43,043 | 42,810 | 41,280 | 39,730 | 40,530 |
受検者数 | 51,369 | 50,485 | 47,891 | 46,270 | 47,036 |
合格者数 | 42,763 | 42,268 | 40,287 | 38,772 | 39,093 |
倍率 | 1.20 | 1.19 | 1.19 | 1.19 | 1.20 |
グラフにしてみると以下のような感じです。
上記の通り、神奈川県の中学3年生は少しずつ減少し、2021年度の中3は微増しました。
それに合わせて募集定員も減少基調で推移しています。
一方で、公立高校の志願者割合は毎年ほぼ一定で、全日制の平均倍率も1.19倍がずっと続いている状況です。2022年度でわずかに0.01ポイントの上昇を見せました。
まさお
2022年度の倍率上昇は、東京都と同様にコロナの影響と考えるのが妥当です。
2021年度入試はコロナ禍初の入試で、どうしても日程が後ろの方にある公立高校の受検にリスクを感じる受験生が多かったようです。
私立高校の推薦入試などで事前に合格が見通せる学校に決めてしまったため、2021年度は公立高校の倍率が上がらなかったと考えるのが妥当だと思います。
一方、2022年度は年末までコロナが落ち着いていたこともあり、県公立高校受験に積極的な受験生が増えたと思われます。
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