こんにちは。まさおです。
3/23、都内の英語塾で26人のクラスターが発生したとの報道がありました。21日に緊急事態宣言が明けたばかりですが、感染への注意をこれまで以上に払っていく必要がありそうです。
今回は「都内英語塾でクラスター発生。小学生への感染拡大への備えは?」というテーマです。
都内の英語塾で26名の集団感染
今回ニュースになっているのは、都内の英語塾で生徒18名、職員8名の26名が感染したということです。以下ニュース記事です。
これまで学校や学習塾の感染は、小規模のものがほとんどでした。これだけの人数が一度に感染したというのは今回の事例が初ではないかと思います。
今回クラスターを出してしまった塾が特殊というよりも、どこでも起こりうる状況になってきているという受け止め方の方が正しいと思います。
これまで以上に子供の感染事例が増えるかもしれません。
10歳未満の感染数の増加
上記の記事の中で東京都の職員の言葉として、「2月以降、感染者数全体のうち10歳未満の割合が増加している」という言葉が出ていましたが、都内の2020年4月からの感染判明者に占める、10歳未満と10代の割合を一覧にすると以下のようになります。
年月 | 陽性者数 | 10歳未満の 感染者数 | 10歳未満の 占有率 | 10代の 感染者数 | 10代の 占有率 |
---|---|---|---|---|---|
2020年4月 | 3,478 | 54 | 1.44% | 56 | 1.49% |
2020年5月 | 957 | 9 | 0.94% | 21 | 2.19% |
2020年6月 | 994 | 8 | 0.80% | 23 | 2.31% |
2020年7月 | 6,464 | 124 | 1.92% | 173 | 2.68% |
2020年8月 | 8,125 | 164 | 2.02% | 308 | 3.79% |
2020年9月 | 4,918 | 132 | 2.68% | 227 | 4.62% |
2020年10月 | 5,350 | 94 | 1.76% | 280 | 5.23% |
2020年11月 | 9,861 | 193 | 1.96% | 542 | 5.50% |
2020年12月 | 19,369 | 440 | 2.27% | 1,055 | 5.45% |
2021年1月 | 40,367 | 1,119 | 2.77% | 2,185 | 5.41% |
2021年2月 | 10,997 | 363 | 3.30% | 577 | 5.25% |
2021年3月 (3/24まで) | 6,785 | 265 | 3.91% | 371 | 5.47% |
月による上下はありますが、おおむね2%前後だった10歳未満の占有率が、1月から上がり始めて、2月と3月(24日まで)は3%~4%近いところまで上がってきています。
占有率なので、他の年齢層の感染が減れば率は上がるし、その逆もありうるわけですから、評価が難しいのですが、総感染者に占める10歳未満の感染者が増加傾向であるのは間違いないようです。
学校や塾の防疫体制の見直しと強化を
春休み中の今は学習塾も新年度の募集で人の出入りが多い時期です。
寒さも緩み外に出がちな時期ですし、去年のこの時期は学校が休校だったこともあり、子どもたちの活動範囲も広くなる傾向があります。
一方で、上記の通り、今後低年齢層の感染が拡大していくとなると、何らかのきっかけで小中学生の感染者が爆発的に増えていく可能性があります。
学校はもとより学習塾や習い事における感染防止施策の再強化が求められると思います。
・日々の検温
・入室時の消毒
・マスクの着用
・授業時の生徒同士の距離の確保
・換気の実施
新しい日常が日常として定着するように大人が見本を示して子どもたちを引っ張っていく必要があります。
ワクチン接種が始まっていますが、専門家によってはあと2~3年はマスク着用などが必要だろうという予測もあります。
今しばらくは緊張感を持って生徒指導に当たっていく心構えが肝要です。
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