【コロナと入試】大学の旧推薦・旧AO入試の日程延期について

教育に関する政策
スポンサーリンク
まさお
まさお

4月17日の萩生田文部科学大臣の定例会見の中で、従来の推薦・AOタイプの入試について、学校休業の影響を考慮して延期すべきという趣旨の発言がありました。いよいよ休校や外出自粛の影響が入試本番へも及んできたという状況です。

今回は総合型選抜(旧AO)・学校推薦型選抜(旧推薦)の延期について考えてみます。

どうしん電子版(北海道新聞)
どうしん電子版(北海道新聞)
推薦等の入試対応の要点

総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)は延期
9月以降の入試日程が後ろ倒し(11月~12月)になり一般選抜と日程か近づく
部活の大会や発表の場の中止・延期により調査書がそろわない
大学側に配慮を求めているが、実績不足で正しく評価されるかが課題

スポンサーリンク

【はじめに】入試用語について

最初にこの記事で使う言葉について整理しておきます。
次の入試から始まる新制度の導入に際していくつか言葉を修正していますので、確認しておきましょう。

旧名称新名称
推薦入試推薦型選抜
AO入試総合型選抜
一般入試一般選抜
大学入試センター試験大学入学共通テスト

細かな制度の差はありますが、上記の新旧対応をさせておくとニュース記事などで出てくる言葉を理解しやすいと思います。

スポンサーリンク

休校継続による入試日程への影響

すでにこのブログでも何回か取り上げていますが、新型コロナウイルスの感染拡大抑止のため、休講が継続しています。これにより1学期が予定通りスタートできないのはもちろん、学校の授業も2か月の空白が生まれてきています

このまま入試を予定通り行うと、授業開始と入試までの期間が詰まってしまい、十分な準備ができないまま入試本番を迎えてしまうという問題が起こります。

これだけ日本中のすべてのスケジュールが後ろに押しているのですから、入試日程だけ固定というのはなかなか厳しい判断だと思います。

一方で、大学入試は1月の「大学入学共通テスト」と2月以降の私大・国公立2次というのが、4月はじまりの学校年度に合わせてぎりぎりの日程であるため、後ろ倒しにも限界があると思われます。

この局面での判断は前例もなく難しいですが、入試をやめることは難しいでしょうから、何らか形態を変えて2月に入試をやるという形になると予想します。

一方で総合型選抜(9月出願開始)や推薦型選抜(11月出願開始)は一般型選抜に先駆けて2学期の早い時期に試験をやりますので、準備が整わず後ろ倒しが可能であれば日程を後ろにずらすのはある意味自然流れだと思います。

スポンサーリンク

萩生田文部科学大臣の会見要旨

YouTubeに会見の様子がアップされています。

いろいろな点に言及していますが、入試に関してのポイントは以下の通りです。

萩生田文部科学大臣の会見の要旨

1.受験生第一で必要な措置を講じていきたい
2.総合型選抜や推薦型選抜への休校の影響をきちんと考慮すべき
3.総合型・推薦型選抜の募集時期の後ろ倒しを検討すべきと事務方に伝えた

推薦型・総合型選抜の対応の行方

推薦型・総合型選抜(旧推薦・AO入試)で入学する生徒は、今や大学の全入学者の約半数です。多くの受験生に影響のある発表だということです。

ここまでであまり断定的に未来を予測するのは適切ではありませんが、どのような可能性が示唆されているのかを整理しておきたいと思います。

入試日程の後ろ倒し

これはすでに記載した通りですが、例年の日程を後ろにずらす可能性を文部科学省内で検討が始まったと考えるのが妥当だと思います。

とはいえ、よほど思い切って入試を全部1年後にずらすなどとでもしない限りは、後ろに倒すにも限界があるでしょうから、せいぜい2~3か月のスパンでの対応ということになると思います。

9月からの推薦入試を11月~12月くらいに実施を後ろ倒しとする可能性がある

選抜方法への影響

これまでは調査書・自己推薦書・面接といった対応がメインでしたが、次回の入試については、従来のやり方では正しく判断できないケースを想定して、受験生に不利にならないように選抜方法を丁寧に考えてほしいとの要請がありました。

具体期には以下の情報が不足しているはずです。
・各種競技会や文化活動が自粛により実施されていないため記録がない
・出席日数が高2までしかなかったり、高3時の特別活動の記録がない

上記により従来の選抜方法では、正しい評価ができない可能性が高く、特定の生徒が不利にならないように配慮が必要であるということです。

たとえば、
例年ならば高3のインターハイで記録を出した生徒がその記録をもとに推薦型選抜で大学に入るわけですが、高3のインターハイが中止となった場合には、高3の記録がないままで選抜をしなければなりません

逆に検定試験などを高2段階でとってしまった生徒は、高3の検定中止の影響を受けないため他の生徒よりも有利に働いてしまう可能性もあります。

あくまで、高3の入試時点でその生徒が過去にどんな実績を持っていたかで判定するのに、直前の数か月の記録がない状態というのは「特定の」受験生に不利になるということです。

まさお
まさお

とはいえ、客観的なデータがないまま配慮だけしろと言われても大学側も困るのではないかと思います。
そうなると高校の先生の調査書への特記などに、高3での期待度など主観コメントを入れてもらっての得点化なども考えられ、どっちにせよ完全な公正性というのは難しいのではないかと思います。

まとめ

1.推薦型・総合型選抜の日程は後ろ倒しになる可能性が高い
2.合否判定方法も従来と異なる可能性が高い
3.今後文科省の要請に沿って各大学が募集要項を変更する可能性が高い
4.受験生は最新情報にアンテナを張って、対応準備を進める必要がある。

まさお
まさお

不透明な状況ですが、こういうときこそ、情報収集力が問われます。
こちらのブログでも適時情報発信できるようにしていきます。
大変ですが、頑張りましょう。

コメント