こんにちは。まさおです。
そろそろ期末テストも終わるころだと思います。夏休みまであと2週間ほどとなりました。今年は休校もなく、部活動の一部制限とオリンピックを除けば平常に近い夏休みだと思います。この夏休みの使い方、準備が大事です。
今回のテーマは「夏休みの準備のしかた」です。
夏休みをどう使うかは夏休み前の準備で決まる!
よく「入試の天王山」などと言われる夏休み。このブログでも過去に何度か夏休みの使い方についての記事を書いてきました。
2021年の夏休みは、
①コロナ対策はいまだ進行中で部活動等は一部制限もある
②前年と違い期間が削られたり通常授業を実施したりといったことはない
③東京オリンピックがコロナ禍の中実施される
といった点が昨年と大きく異なります。
①は部活動を一生懸命やりたい人にとっては不本意なことだと思いますが、受験勉強に集中する環境としては、メリットもあると思います。
②も夏休み期間がすべて予定通り休みとして使えるため、部活の制限も考慮すると、例年よりも自分の使いたいように使える時間があるということを意味します。
③は東京近郊の生徒やオリンピック会場近郊の生徒にとっては、例年と違った環境でざわつくところではありますが、通常のオリンピックと異なりコロナによる制限下でのオリンピックのため影響は限定的と考えることができます。
ここまでを総合的に考えると、今年の夏休みは事前準備をしっかりして臨めばかなり有意義に使える夏休みだということができます。
夏休みの準備を万端に整えて有意義な時間を過ごしましょう。
夏休みが有意義だったかどうかは本人がどう感じたかによるところが大きいのですが、多くの場合、事前準備の精度にそのまま比例しているように見えます。
いろんなことができそうであっという間の6週間ですので、事前準備がやはり重要ということが言えると思います。
夏休みの事前準備に必要な心得3選
では、夏休みを有意義に過ごすための準備で必要なことは何なのでしょうか?
以下の3つを意識するとかなり変わってくると思います。
夏休み終了後にどうなっていたいかをイメージする
全てのスタートはここからです。
夏休み終了後の自分の姿をどのように想像しているかが大事です。
中には「何も変わっていない」、「遊びまくってアホになっている」、「彼女を作ってハッピー」などという人もいると思いますが、できれば成長した自分をイメージするとよいでしょう。
たとえば、
「夏休み前の模試に比べて偏差値で10は上げたい」
「苦手だった日本史を克服して、他教科並の成績にしたい」
「自由研究の取材のために〇〇に行って資料を集め、まとめたい」
のように、具体的なイメージができるとそのような夏休みにすることができるようになります。
逆に
「毎日勉強しまくって天才になる」
のような、無理な目標や曖昧な目標は行動に移せず、結果につながらないので注意が必要です。
勉強に集中する場合、具体的な問題集などを決めておく
夏休みを学習に充てて、成績アップを期待したい場合は、どの教科のどの問題集をやるか、明確に決めておくことが重要です。
たとえば、
「Z会のはじめる日本史 要点&演習」を一通り全て終わらせる。終わって時間があったら間違った問題のみを拾ってもう一回問題を解く
のような形でやるべきことを具体化しておくことが重要です。
「7月中に適切な問題集を見つけて8月にやりまくる」といったものでは実行に移せないので、後は問題集を開いて解き始めるだけという状況まで具体化しておくことが重要です。
身近に塾の先生などの相談相手がいる場合は、自分の成績を見せた上で具体的にどんな問題集に手を付けるべきかのアドバイスをもらいましょう。
学習時間は、最低限の生活時間以外すべてを充てる心構えを
学習時間をどのように設定するかは個人差が一番大きく出るところです。もちろん、夏休みを1日中勉強に充てるなどありえないという人もいるのかもしれませんが、夏休みで劇的に成績を上げたいのであれば、必要最低限の生活時間を除いたすべてを学習時間に充てることをお薦めします。
イメージ的には
1日24時間-睡眠7時間-食事3時間-風呂やトイレなど1時間=13時間
くらいを勉強に充てるのがよいと思います。
そんなの無理と思う人はできる範囲でやるしかないのですが、環境さえ整えば、これくらいの学習時間は確保可能です。毎年多くの受験生の夏休みの学習を見ていますが、1日13時間程度はできる生徒が多数います。
一方で、たとえば、家族で旅行に行く3日間とか、オープンキャンパスの1日とか、そういった日は必ず、そのイベントのために時間を取るようにしましょう。
1日13時間を休みなくやるのではなく、家族との時間やオープンキャンパス、学校の宿題をやるための外出などは惜しみなくそれに時間を費やすことも重要です。
結果、13時間×36日=468時間を42日間の学習時間として、残った6日間は休日だったり旅行などに充てるようにするくらいがちょうどよいです。
そして、1日の活動は必ず記録に残すようにしましょう。
毎日どのくらいの時間を何に使ったかを記録することで、継続意欲が格段に上がります。
詳細は別の記事で解説するようにします。
上記を具体的にイメージし、夏休みを経て自分をバージョンアップさせることに期待やワクワク感を感じた状態で夏休みを迎えることが重要です。
嫌々勉強をするのではなく、自分をより成長させるために夏休みを有効に使うという発想が大事です。
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